若き福祉人からのエンパワメント

 昨日の朝、起き端のボーっとしたモードで
新聞を繰っていたら、突然見知っている顔に
出会ってびっくり。このところ何度か渋谷区の
ホームレス支援プロジェクトでお会いしている
駒崎弘樹さんであった。

 数日前から日経朝刊の1面に連載中の
「働き方Next」と題する特集で、それに関連する
コメンテーターの一人として大きく写真入りで
報道され、若者の働き方に関する意見を述べている。
いや堂々たるもんだ。

 彼は病児保育を手掛けるフローレンスという
NPO法人の代表理事で、上記プロジェクトのメンバー
であるNPO法人もやいの大西連理事長と同様に
てっきりまだ20代かと思っていたら、記事には
35才とある。だが若いことには変わりがない。

 プロジェクトのメンバーは、他にやはり
小柄で可憐な感じの若い女性で、NGOの世界の
医療団に所属し、東京プロジェクトという
ホームレス支援を展開する中村あずささん。
若者のなかに入ってまあ幾分年が目立つ中年男性、
首都大学教授の岡部卓先生と、とっても年が目立つ
老年女性の私の5人である。

 駒崎氏は、プロジェクト会議でも率先して
ファシリテーターを務め、会議をリードしてくれる
頼もしい存在だ。若者3人と身近に接していると、
最近の若い才能は、営利企業よりNPOやNGOといった
非営利団体に集まっているんじゃないかと
思えてしまう。

 そして昨日の夜は、もう一人の知り合いの
福祉人にメディアを通してお目にかかった。
NHKテレビ「プロフェッショナル」で放映された
谷口仁史さんである。谷口さんは、佐賀県のNPO
スチューデント・サポート・フェイスの代表理事。
引きこもりや被虐待児の支援に全身全霊で取り組み、
昼夜を問わず駆け回っている。

 彼とは福生の若者支援塾にアウトリーチの研修に
伺ったときにお会いして、「いや、佐賀にはすごい
若者がいるもんだ」と感銘を受けた。その当時まだ
弱冠20代だった彼も画面では38歳。福祉人として
一回りも二回りも大きくなった感じである。

 毎年律儀に年賀状をくださる彼の、相変わらず
とてつもなく頑張る姿を見ながら、私も若い福祉人
たちともうひと頑張り、という気にさせられた1時間。
これぞエンパワメントである。

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