私の都内に在る職場近くのMACは、ビジネススーツを
 来た社会人で、いつも超満員。
 私の住居最寄り駅のMACは大学生で超満員。
 そして馴染みのMACは、子供連れの親子でいつも賑やか。
 ところが「ENISHI」最寄り駅、白楽駅のMACは、いつも閑散。
 不思議だ。子供達は、いったい何処へ?
 老若男女、いったい何処で暇を潰すの?
 夕方6時頃から、ボツボツ、六角橋商店街のお店が閉店になり
 始める。
 そして、ついに8時には大部分が閉まって、辺りは暗くなる。
 商店街から少し外れに在る「ENISHI」は昼間は、お店が
 余り目立たない。しかし夜に成り、少し残業で仕事をしている
 と周囲が暗い分だけ、明かりでクッキリと浮かび上がる。
 ウインドウに可愛くデザインされたロゴやドーナツの絵が、浮
 かび上がると外を行き交う人達が時々、足を止めては眺めて行く。
 ある日、通りがかりの中年男性がドーナツを買って下さった。
 そして、その方は、「ENISHI」に寄ってコーヒーを飲みな
 がら本を読み、ドーナツも食べてみたいと思っていたと言われた。
 しかし、あまりにも家が近すぎて、立ち寄る理由がないのだと。
 とても行動的で多忙そうな中年女性のお得意さんが時々、コーヒー
 を飲みながら、ジックリお話をされるて行かれる。
 その方も近所にお住まいで、封建的な家族内容が時間的な拘束を厳
 しく強いいているという。
 最近見えて来た。「ENISHI」近辺の家族構成事情。
 子供達を始めとし時間に拘束されながら、規則正しい生活を送る人達。
 各々散歩はしても、知人と一緒に近くのMACやファミレス、茶店で
 お喋りをするなんて習慣が、あまりない。
 最初に六角橋商店街を訪れた時の印象は、昭和的で懐かしい雰囲気だと
 いうものだった。それが何処から来るのかが何となく分かって来た。
 そして、それは商売の在り方に大きく反映し、商売の難しさを物語る。
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