午後４時・・こんな時間になってしまって・・後悔。
暑い程の陽射しも、段々肌寒くなり・・薄暗い。
舗装された遊歩道をグングン登って行く私に反して、ドンドン
降りて来る登山者達の服装はカラフルで御洒落。
3連休の終日にやっと晴れたとあって、御岳山ケーブル下から登山者
が、バス、車、徒歩で下って来ては、すれ違う。予想通り。
去年から今年は御岳山に登る予定にしていたのに、期を逸しているうち
に世間は、すっかり登山ブーム。
仕方ないので時間を大幅にずらして登る事にしたのだが、御岳渓谷を、
ゆっくり散策し過ぎて、とんでもなく遅くなってしまった。
しかし、ケーブル下まで40分の山道を登ると午後５時半のケーブルに間
に合った。誰も居ないか？と思っていると10名弱の登山客がいた。御岳
山は展望台からの夜景が綺麗だという事も知られている。
ケーブルの傾斜は関東随一で25度前後。登ると、すっかり辺りは暗く、噂
通りに、見降ろした山間には、幻想的な光の海が埋めつくされ、美しかった。
武蔵御嶽神社に行こうと必死に歩いてみたものの、帰りの最終ケーブルに間に
合いそうにも無く、泣き泣き手前で引き返した。
当然の事ながら、前後に人が居ないというのも心細い事だった。
しかし、神社までは所々ライトアップされ真っ直ぐに延びた杉の木は圧巻。
それに渓谷を流れる水の音、野鳥、秋虫の音色と三日月が加わって。。。
紅葉は、まだまだで11月中旬になりそうだ。
もうすっかり癒され、下山して御岳山に戻ってきたのが午後７時半。
久しぶりに登山靴で歩いた。先週は屋内ロッククライミングも初体験し、益々
屋内外に遊び歩きたい欲求が増す一方だ。
御岳駅のホームに立っているとヒュルルーと奇妙な声？がして、その場にいた
女性達がエッと不思議がっていると、一人の男性が教えてくれた。
あれは、鹿の泣き声だ、と。・・しかも求愛の泣き声。へ～っ！！
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