暑いよ、暑いよ、焦げちゃうよ。
こんばんは、F子です。
調べ物をしていたら、面白い報告を見つけてしまった。
緊急提言 終身雇用という幻想を捨てよ―産業構造変化に合った雇用システムに転換を―
http://www.nira.or.jp/pdf/0901areport.pdf
2009年4月発行なので、少し古いかも知れないが、
第二章にあるデンマークの事例は興味深い。
① 解雇あるいは企業の倒産等によって、今いる企業から離れることになっても、
一定の所得と安心が得られる社会であること。
② 変化に対応した知識や能力を身につける機会が用意されていること。
①の条件が満たされれば、「生きていくこと」と「働くこと」が
ある程度切り離されるので、「正社員」という立場を失う恐れから自由になれる。
②の条件が満たされれば今の仕事の質を高めることも、
異業種へのチャレンジも容易になる。
先日のカウンセリングで「食べていくことと働くことを
切り離さざる得ない状況なのかもしれない」という話が出てきたのだけれど、
「じゃあ、どういう社会であれば生きていけるのだろう」という
具体的なイメージが浮かばなかった。
そこにこの報告書はヒントを与えてくれるように思う。
もちろん本文中にあるように、日本とデンマークでは
歴史的な経緯がかなり違うので、そのまま真似することは無理があるだろうし、
100%正しい社会の在り方など存在し得ないので、問題点もあるかもしれない。
しかし、今の日本の仕組みのままではどうにもならないのも事実である。
最後の一文にあるように「臍を噛む」程度で済めばよいけれど…
生保受給者を締め上げてる場合じゃないよ、全く。
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