危険な春

 男Nがこのところちょっと不調のようですが、これも地球温暖化のせいでしょうかね?「今頃になって調子を崩してる人が多い」と、かの「ココロの精神科医」T先生はおっしゃっているようですが、春はもともと「要注意」の季節なんです。
 地下の虫たちが冬眠から目を覚まして地上に這い出してくると言われる「啓蟄」は、すでに2日前に過ぎました。人間の体内に眠っていたエネルギーもむくむくと台頭してくる感じですね。さてこのエネルギー、うまくどこかへ向けて発散してやらないと、体内にもやもやとたちこめる。これが何とも厄介な代物なんですね。
 「桜の花には血がにじんでいる」とボードレールは詩いました。行き場のない情念がそこに鬱屈しているようなイメージですね。しかしそんなものに捉われるとろくなことにはなりません。幻想を追っても現実はなくなりませんからね。
 男Nも言っているように「魔法は魔法でしかない」のです。魔法でこのもやもやエネルギーは解消しません。「現実への一歩」にこのエネルギーを使えるかどうかが分かれ目ですね。
 まぁ「春眠暁を覚えず」とも言いますから、「春ごもり」もいいかもしれませんけどね。しかしイジワルかなりんとしてはあえてこの言葉を男Nに贈りたいと思います。
「春は曙!」-by清少納言
 
 
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