先週のスッキリ感から一気にドンヨリと迷いの中。
今週は仕事上の問題が急に浮上し、血圧が上がったり下がったり。
お陰で、全身の筋肉が硬直状態になり、精神状態は落ち着きが無い。
問題は今の職場で臨床検査技師の定年退職者が2人発生する事から生じた。
去年の暮から募集をかけているにも関わらず適任者が見つらない。その穴
埋めに年頭から右往左往している。
医療業界にも不況の波が押し寄せ、以前の様に十分な医療従事者を雇う余裕
が、無いのが実情のようだ。
そんな理由から、緊急に特殊検査の兼務依頼が私の方に迷い込んで来てしまった。
今の業務も一人二役をこなしているので、まさか三重苦になろうとは・・。
常識の枠を超えている。検査業務は、ある程度、熟練が必要だ。
簡単に今日練習して明日からスタートなんて有り得ない。
医療機器の操作と技術の習得に数か月から数年は必要とする。
まさに私にとっては無理難題だ。その話を持ち込まれた瞬間から肩凝りと緊張
で身体がカチコチで硬い。この感覚は私のパターンだ。
話しを持ち込んだ側は私がこんなに思い悩むとは思っていないのだろう。
サラりと言われてしまった。えっ!と思った瞬間に目の前から姿を消していた。
こんな思いは何度目だろう・・何回もある。その度に不公平だと思いつつ頑張り
過ぎて、筋肉の脱力が難しくなって行った。
検査の業務を習得するのに、その習得方法が3通りあるように思う。
1つ目は理論抜きで手技的なものを身体で習得する方法。
2つ目は、先に理論を頭に入れてから手技を習得する方法。
3つ目は手技と理論を同時遂行する方法。
勿論3つ目の方法が出来たら、そうするのが一番良いと思うのだが現実には1つ目
を要求される。何故なら即戦力が必要だからだ。
そして問題は私が2つ目の習得方法でしか技術の習得が出来ないと脳が思いこんで
いる事に在る。
そうなると本の買い込みと資料集めが始まり、周りを見ないで没頭する癖が出る。
そして即戦力になる為に、短期間に理論を詰め込むという無理を自分に課す。
若い時は、それでも達成可能だった。優秀な技師としての仮面を被れた。
しかし、今は仮面を被れない。被らない方が賢明だと判断した。
パターンからの抜け出しを図る。
無理はしない事に決めた。
再度依頼されても断固として断る。今ここに決断した。
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