私と一緒に三鷹市で社協の「こころの相談」を担当している
みよみよこと岩井美代子さんが、「こころのちから」という本を
出したのは7年前のことです。昨年末に会ったとき、彼女は
「この間その本のお葬式をしたの」と話していました。
「7年も経てばもうその本の使命は終わったと思うから」と。
本はそれなりに売れて、もう出版社にも殆ど残っていない
とのことです。みよみよは「アサーティブ」をやっている人だから、
「こころのちから」もアサーティブをベースに書かれています。
コミックイラストレーターふじわらかずえさんのユーモラスな
挿絵がついて、分かりやすく親しみやすい内容に仕上がって
いました。
みよみよの「こころのちから」はどうやら著者によって葬られた
ようですが、今こそ「心の力」が問われる時代になったと感じて
いるのは私だけではないでしょう。金や権力がなくても、心さえ
丈夫なら生きていける。そんな気がします。もしかなりんが今
本を出すとすれば、タイトルは「今こそつけよう!ココロのチカラ」
とでもなるでしょうか。
身体を鍛えるためにトレーニングが必要なように、心を強くする
ためにも鍛錬することが必要なんですね。身体のトレーニングには
一人で黙々と出来ることも多いけれど、心の力をつけるためには
人の中でのトレーニングが欠かせません。「社会」というのは謂わば
心のトレーニングジムのようなものです。面倒で厄介な人間関係は、
格好のトレーニングマシーンです。傷つけたり傷つけられたりしながら、
人の心は力をつけていくのです。
生きていく中で様々な体験をするのも大切なことです。
特に失敗や挫折などの負の体験は、一段と心を鍛えるのに役立ちます。
但し安易な「経験主義」に陥ってしまわないためには、本を読んだり
理論を学んだりすることも必要です。「実感」と「理論」が融合してこそ
心の力は強くなります。
こうして心に耐久力や包容力や洞察力をつけていければ、
易々と感情やムードに流されない丈夫な心がつくられます。
心の力にはこの他にも独創力、分析力、想像力、共感力など
沢山ありますね。いってみればこれらは「心の筋肉」のような
ものです。それぞれをバランスよく総合的に鍛えることが必要な
のは、身体の筋肉と同じことですね。
丈夫でしなやかな心をつくる「ココロの筋トレ・かなりん’ズブートキャンプ」、
この困難な時代を生き抜くための必須アイテムとして大ヒット!・・・って
どうも「妄想力」だけが鍛えられちゃったようで。。。ってなこと言ってないで
ちゃんとトレーニングに励み、決断力と表現力と忍耐力を駆使して、
みよみよみたいに真面目に本書きます。乞うご期待!
↑ブログを読んだらクリックしてね!