予測不能な出来事

 縁も閉め、フーちゃんも死んで、苦手な夏に士気も
上がらず、もうしばらくはボーっとしていようと
でれでれ生活を決め込んだ途端、アメリカ橋の伯母が
部屋の中で転んで脚を骨折した。
 快活な気性とはいえ、何せもう90歳を超えての
一人暮らし。こんなことが起こってもおかしくはない。
幸いそれ程ひどくはないので、手術をせずに自然に
つくのを待つとのこと。入院中の病院が目と鼻の先と
いうこともあり、毎日のように顔を出す日々となった。
 今日でかれこれ2週間ほどになるが、明日から
車椅子でリハビリ室に通うという。どうしても
元通りに直してから退院するのだと伯母は言い張るが、
多分そうはいかないだろう。昨今は何たって医療費
縮小のため、入院日数は極力短く抑えられている。
以前は最長40日あったのが、今は何と24日。つい
この間福祉のテキストで勉強したばかり。
 元通りになるまでどうしても3ヶ月はかかるという。
その間に退院ということになったときにどうするか。
介護保険では、伯母は今「要支援1」という一番低い
等級だが、これを上げると大勢のヘルパーさんや
医師が出入りするようになるから、「絶対イヤ!!」だ
と言い張っている。よしんば介護支援を使えたとしても、
夜中はどうするのかとか、一人でいるときに何か起きたら
どうするかとか問題は多い。期間中だけでもリハビリに
特化した病院に転入院したほうがいいかもしれない…
 …などなど、いろいろ考えても、本人の意思や希望が
第一だから、結局は様子を見ながら対処していくしかない。
 よく世話をしてくれる従兄弟の一家も、交替で
毎日のように見舞いに来る。先日彼と今後のことを
話し合った。私と違って介護未経験の彼は、どうも
退院後の大変さがピンとこないようで、かなり
のんびりしている。私一人がせかしたり騒いだり
するのもどうかと思うので、とりあえず伯母が病院に
いるうちは静観の構え。但し事の次第では、「暑い、
暑い」などとぐだぐだ言ってられない夏になるかも
しれない。
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