講座やる側、受ける側

 今月から社会福祉士国家試験に向けての
対策講座が始まっている。毎週日曜日の
午前9:30~午後5:30まで、一日2科目の
強行スケジュール。11月末までの2ヶ月に
渡って続く。
 その間に自分が講師を務める出張講座が
何回か入っている。一昨日も川崎で「2級ヘルパー
養成講座」の講師を担当した。こちらは、
午前9:00~午後3:00まで。
 先々週のブログにも書いたとおり、エネルギー
つぎ込みまくり、、半端じゃない疲労感は
いつもの如くである。勿論充実感や達成感も
ある。しかしそれはその時々で微妙に違う。
 先日の講座は前回と違って1日だったので、
すこし飛ばしすぎた。もっと時間をかけて
伝えたいことがあった。それでも受講生たちは
熱心に受けてくれた。講座後に自分のことを
相談に来た若者もいた。彼らとどこかでまた
会いたい。
 この夏のスクーリングの授業で、事務局員に
食ってかかった男性の受講生がいた。
 「僕たちは金を払い、時間をやりくりして
出席している。なのにあのだらだらした講義は何だ!
自分も講師をやることがあるけど、あんな講義を
したら一回でクビになる。スクーリングだから
仕方なく来ているけど、こんな講義を2日間も
聞かされるのは人生の無駄だ!」
 何もそこまで言うこともなかろうとは思ったが、
確かに私も余りの退屈な講義にうんざりしていた。
まあ、彼の怒りも分からなくはない。講師によって
授業の内容や面白さは全く違う。
 今回の対策講座は科目ごとに講師が替わるので、
顕著にそれが分かる。「来て良かった!」と思える
講義をしてくれると本当に嬉しい。私は密かに
それぞれの講師に点数をつけている。
 今のところは4科目終了、講師3人で100点満点
は一人だけ。40代くらいの女性講師。熱と技ある
授業ぶりで、その科目に限っては僅か半日の講義
だけでかなり知識が身についた感じがあった。
帰宅してから過去問を解いてみたら結構できたし。
あと2人の男性講師は、まあ60点と70点てところかな。
 それにしても講座を受ける側は気楽だ。こんな
勝手なことも言ってられるし、面白くなければ寝ても
いい。特に対策講座はスクーリングと違って出席の
縛りがないから、帰って来ちゃってもいいのである。
「時間と金を無駄にした」という腹立たしさは
拭えずとも、まあ人生いいこともありゃ悪いことも
あるさ、と思えばやり過ごせる。
 自分が受け持つ講座より時間は長いのに、受ける側
だとそれ程疲れを感じない。事前の緊張感も全く違う。
でもそういう立場だからこそ、講義をする側の大変さも
分かるし、アラもよく見えるわけだから、これからも
良い先生には絶大に、そうでない先生にもそれなりに
感謝しながら講座を受けようと思う。なんたって
試験の合否は先生じゃなくて、自分次第なんだもんね。
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