痔の手術に膀胱炎を併発し、もたもたしている間に
あっという間に日が過ぎて、気がつけば今年も残すところ
あと一日。おせおせの仕事に追われ、年賀状を書くのが
今日までずれ込み、午後5時ぎりぎりに郵便局に駆け込んで
やっと一息ついたところで、ごくごくパーソナルではあるけれど、
一丁今年の振り返りといってみようか。
今年一番の出来事といえばかの大震災という向きが
多いだろうが、私としてはやはり縁の閉店にまつわるあれこれ。
震災も無関係ではなかったし。
今年一番はまった作家は奥田英朗。
それから作家ではないけれど中島義道先生の一連のエッセイ集。
今年一番面白かった本は湊かなえの「告白」。
これはあの「嫌われ松子の一生」の中島哲也監督が映画化して
いるので、こちらも是非見てみたい。
今年一番の感動といえば、今月初めの「鼓童」30周年記念公演。
従兄弟の藤本吉利が還暦を過ぎてたたく大太鼓。その気迫、その技、
その清冽な存在感は、若いたたき手にはまねのできない一種独特の
雰囲気を湛え、もうただただ見事と言うほかはない。
もう一つ見事さに目を見張ったのが、大腿骨を骨折した92歳の
伯母の頑張り。こちらも気迫漲るリハビリで見事復活を果たし、
今は入院前と同様の一人暮らしを貫いている。あっぱれ。
今年一番の素敵な出会いは、社会福祉士国家試験対策講座で
素晴らしい講義を展開してくれたK先生。年のころは40代くらいの
美しい女性講師。内に秘めた情熱と飽くなき闘志を感じさせる
凛とした風情が誠にもって魅力的なお方であった。受講生が
密かに計画している合格祝賀会にお呼びすることにしているので、
何とか合格して是非再会を期したい。
最後に今年一番かわいそうな言葉「絆」。
手垢にまみれまくって薄汚くなってしまった。
そういうのは「愛」とか「平和」とかで沢山なのに。
さて、思いつくまま書き連ねたが、こんなところで締めくくろうか。
それでは皆様、良いお年を!
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