雲はつかめるか?

 先週のブログに書いたとおり、そしてまた今日のT社長の
コメントにもあるように、「後悔しない死の実現プロジェクト」の
下案プレゼンが昨日とにもかくにも無事終了した。
 昨日までの二週間、私ののめりこみ癖は日々全開で、
プレゼン前日の夜には遂にめまいの前兆まであり、
慌てて早寝を画策する始末。一緒に頑張った男Nも
「熱が出そう・・・」と不吉なことを口走り心配したが、
何とかことなきを得た。
 そんなこんなで背水の陣よろしく臨んだプレゼンだったが、
嬉しかったのは職員さんたちが実に熱心に聴いてくれたこと。
当初の予定より数名多い出席だったが、それも自分から
望んでのことというからありがたい。脳をパンク寸前まで
酷使してつくった甲斐もあるというもの。
 それにしても間髪入れずに私の疲れが吹き飛ぶような
コメントをくれたT社長。さすが「人の心をつかむ達人」だ。
しかし社長の描く壮大なプランを私がしかと理解したとは
言い難い。何せその目指すところは「雲(クラウド)」であり、
それによって「世界を変える」ことであるらしいのだ。
 私のつくった下案のどこをどうすればそんなところに
辿り着けるのか、今は誠に「雲をつかむ」ような感じだが、
多分T社長のいる世界では「雲」は実体のあるつかめるもの
なのだろう。
 私は根っからのアナログ人間なので、社長のいる世界は
まるで異次元の世界のように感じる。だが、本当に「雲」に
実体があるのならその世界に行ってつかんでみたい気もする。
 つらつら考えてみれば、「人の心」も「雲」も「実体がない」
という点では同じなのだ。そして私のつくった下案のベースは
まさに「人の心をつかむ」ということなのだから、案外二人の
いる世界には共通項もあるのかも。
 T社長は、その両方をつかむことのできる稀有な存在なのかも
しれない。その人のエスコートがあれば、ひょっとしたら雲だって
つかめるんじゃなかろうか。
 …と、そんな気がしてきたところで、そろそろ脳を再起動
させて、プロジェクトを次の段階に進めることにとりかかろうか。
少しでも雲に近づくことを目指して。
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