このところCSNには様々な風が吹いている。
かつてどこかで吹かれたような気がする風もあれば、
新しい感触を運んでくる風もある。足元を浚われそうな
突風もあれば、心地よいそよ風もある。
‘ねえ、人はどれだけ歩いたら人間らしく生きられるんだろう?
ねえ、幾つの海を超えれば鳩は浜辺でゆっくりと休めるんだろう?’
とボブ・ディランは歌ったが、彼によれば
‘The answer is blwin’ in the wind(答えは風に吹かれている)’
…即ち、不安定で定まらないのだ。
どんな風がどれだけ吹いても、世も人も安まらず、
最良の策など見つからない。であれば、CSNも風に吹かれながら
ともかくも歩を進めて行くしかないだろう。
私の好きなロドニー・クロウェルは、
“Many a long and lonsome highway”という曲の中で
‘Look for me where the four winds blow(四方の風が吹き渡る場所に俺はいる)’と歌った。
四方から風の吹きつけるところにCSNも立っている。
さて、どちらに歩めばいいのだろう。
「人生」という長い孤独な道(a long and lonsome highway)の途上で、
‘In the end I’ll do it my way(畢竟俺のやり方でやるっきゃないのさ)’
とロドニーは歌う。そう、自分のやり方でやるしかないのだ。
風は決して止むことなく吹き続けるのだから。
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