チーム‘ザ・カウンセル’の戦い

 昨日やっと裁判が終わった。
思い返せば1年越しの大仕事。
先週には顔面に怪我までするおまけつき。
直前の抜糸はならず、マスクをしての証言となった。
 今日の公判は3日目の最終日。
法廷は以前証言したときよりぐっと横長になった感じ。
正面の裁判官席の両脇に裁判員の席がずらっと並ぶ。
結構な威圧感。
傍聴人もかなり多くほぼ満席。
 長時間苦楽をともにしてくれたTカウンセラーは、
私よりも早く裁判所に来て、私よりも緊張した顔つきで
最前列に陣取っている。その隣にはリハーサルを手伝って
くれた事務局のS君もいて、何だかサポーターに見守られて
試合に臨むサッカー選手の気分。さあ、いざ本番!
 午前10時の開廷と同時に証言台に立ち、まず宣誓を行う。
最初の弁護士の主尋問は、パワポを使ってのプレゼン方式。
これが約60分の長丁場。
 尋問に立ったT弁護士は、我ら弁護団チームの要である。
裁判員裁判は初めてという彼にとっては、まさに初陣。
初めのうちこそちょっと緊張気味に見えたが、私が
リラックスして玉を受けるうちに落ち着いてきて、
隣のN弁護士に耳打ちで相談しながら、たびたび想定外の
走りをする私に合わせて的確にパスを出してくれる。
いかにも要にふさわしい頼もしさである。
 休憩の20分を挟んで検事の反対尋問。
20分の予定が長引き、ここで正午を超えてしまう。
その後裁判員からの補充質問。
全部終わったのが12時半近くだった。
 さて、結果は…
まあまあうまくいった。
いや、かなりうまくいった。
いやいや、ものすごくうまくいった!!!
 傍聴席にいたTカウンセラーと事務局のS君は、
「声も良く聞こえて、すごくよかった!」
と言ってくれた。まあ、これは身内のゲタばき評価としても、
終了後の廊下で、元朝日新聞の記者だったというフリーの
ジャーナリストの男性が、わざわざ「とても面白かった」と
声をかけてくれたのが嬉しかった。
 あれだけ準備を重ねたのだから、うまくいかなきゃ
おかしいでしょ、っていうものだけど、前日までの
雰囲気がかなり被告に批判的と聞いていたので、
ぎりぎりまで策を練り直し、ぶっつけ本番的なところも
相当あった。一人ひとりの裁判員の顔を交互に見ながら、
語りかけるように話す作戦。険しかった裁判員の顔が
次第に緩んでくるのが分かる。
 検事チームは、女性2人と男性1人の若手トリオ。
このチーム、怖い顔してやたらとがむしゃらに攻めてはくるが、
連携も詰めも甘く、とてもこちらのゴールを脅かすまでには
至らない。次第に焦りと苛立ちが目立つようになり、
ロスタイムにやみくもに放ったシュートはオウンゴール…
みたいな感じでタイムアップ。
 性依存症の理論がどれ程一般の人々の準拠枠を
揺さぶることができたのかは未知数だが、とにかく
やるだけのことはやった。敵失に助けられたとはいえ、
「我ら弁護団チーム大健闘、勝ち越しのシュート1本!」
というところ。
あとは判決を待つのみである。
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