文化の国のサッカー

 昨日の未明に初めて4時からのW杯をライブで見た。今までライブで見たのは、日本戦も含めて日本時間の夜10時から始まるやつだけ。仕事があるのに全部ライブで見て、あげくの果てに夜中に急性胃腸炎で倒れて自分で救急車呼んで入院したなんてツワモノ(?!)もいたけど(知人の話)、そこまでの入れ込みはないのよね。
 だけどどうしても見たいカードが出てきた。「フランス×ブラジル」。前評判は余り良くなかったフランスがベスト8まで来て、私の好きなジダンが活躍しているらしい。それに男Nの話だと今回のブラジルはそれ程調子がいいわけじゃないというし、もしかしたらフランス勝つかも知れないじゃん。今期限りで引退するというジダン様も見納めになるやもしれず、「よし!」とここは一発気合いでライブ観戦を決めた。
 前日は早々に9時頃床に入り、目論み通り4時前には起きて、濃いコーヒーを入れ、TVの前に陣取った。最初はちょっと残っていた眠気もふっとぶ試合展開。ジダン様の華麗なるプレイも随所に見られ、いかにも成熟した文化の国らしい戦いぶり。我が憧れのフランスが「王国」を倒した瞬間には思わず「ブラボー!」と叫んでた。
 いやぁ、無理して起き出して観た甲斐大ありの一戦だった。ブラジルのロナウドが「知性にやられた」って言ったと報じられてたけど、確かにフランスのサッカーには「文化と知性の香り」があるのよね。それにジダンにはどこか愁いを帯びた陰影のある雰囲気が漂う。それってベッカムには全然ないものよね。
 さて、この後の準決勝、決勝はどうしよう。9時寝の4時起きはそう何回もできそうもない。「録画してなるべく結果を知る前に観る」という男N方式を導入するしかないか。いくら「愛しのジダン様」のためとはいえ、知人のように「救急車で入院」はごめんこうむりたいからね。
 これで最後か、あるいはまだしつこく続くか何とも言えぬW杯ネタではあるが、とりあえず今日は「地球の中心」ならぬ「極東の果て」から一声叫んでおくことにしよう。
「頑張れ!仏蘭西!!

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