安倍クンのP3

 昨日わけあってブログを男Nに交代してもらいました。そしたらなかなかいいブログがアップされていたので、毎週代わってもらおうかと目論むかなりんです。但し「いいブログ」というのは、例の「ナチュラルトラックバック」がしやすいブログということで、それも「かなりんが」という限定つきで、だからこれはあくまで私の都合による評価です。あしからず。
 さて、男Nも投票に行ったという参院選。自民惨敗という予想通りの結果でしたが、これが衆院の与野党逆転までつながるか、微妙なところですね。初総理の椅子を狙う意気込みと映った小沢さんも姿を見せないし。安倍さんが総理の座にしがみつく醜態を見せている今こそチャンスなのにね。しかし彼が総理になったとしても何かが変わるんだろうか?
 小泉構造改革のあおりを受けて閉鎖されたサンプラザ相談センターの最期を看取り、「若者の就業・生活支援」の火を細々と燃やし続けることに必死のわが身としては、やはり政治は無視できない。個々の心理的な問題につき合い、その個別性は充分尊重しながらも、やはりその背後にある時代や政治の環境をしっかり見据える目も必要です。
 人々の心理はやはりその時代の空気に左右されるところが大きいと思います。「カウンセリングは制度上や環境の問題を無視して、全てを個人の問題に帰してしまう」という批判もあります。ところが「社会が悪いんだ」と言ってみたところで何も変わらない。改革を促進していくのはやはり個人の意識です。
 因みに安倍首相は「ジェンダーフリー」という言葉がひどくお嫌いだとか。選挙前の朝日新聞で読みました。「生物的差異も文化的資質も全く無視した言葉」なのだそうです。こういう意識の首相がいる国ってどうなの・・・?っていう気分になっちゃいました。
 男Nは「一番予想外だったのは安倍クンの空気の読めなさです」と書いていますが、これって彼のP3(親から代々受け継がれた価値観のようなもの、TA用語)なのよね、きっと。「き~し~、やめろ!」の大シュプレヒコールを浴びつつ、しっかりと居座って安保条約を締結した彼のじいさんを彷彿とさせるじゃありませんか。もっとも今は誰もシュプレなんて叫ばないし、時代もスケールも全然違うんだけどね。どうしても逃れられないP3の呪縛。いやぁ、手強いもんですね。
 P3に行動を繰られてしまうってとこは、男Nとのもう一つの共通項じゃない?まぁ、人間誰しもそういうところは持っているんだけど、特に二世議員なんていうのはひときわそれが強そうですね。
 ところで「ニート」や「引きこもり」が、「こんなことじゃいけない」と焦りを感じるのもP3のなせるワザかもしれませんね。彼らのP3には共通項が見られるような感じもします。このあたりは「腰を据えて書きたい」と言っている男Nに考察を期待することとしましょう。
 
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