男Nに捧げるレクイエム

 ここ数日、「会報が届いたよ」という電話やメールを頂きます。いやぁ、嬉しいですねぇ!苦労して作った甲斐があったというものです。本当は11月中に届けたかったのだけれど、気がつけばもう世は師走。風も冷たくなりました。今日なんかは陽もあまりささず、どんよりとした雨もよいの一日でしたね。
 
 そんななか、我がNPOの会員「男N」は、練馬の片隅の安アパートの、フローリングと言えば聞こえはいいが、1階で底冷えのする狭い部屋で、下痢して寝てる。。。と電話があった。
 
 今日から「男Nのニートからの旅立ち」が、めでたく連載開始となる予定だったのにねぇ。ホントに最悪なタイミング。
 
 最悪と言えば去年の今頃も最悪な体調だったのよね。
 一昨年の今頃は、引っ越し祝いに行った私が、余りの寒さにめまいを起こして倒れ、救急車で脳神経科に運ばれた。因縁の部屋なのよね。
 それでも先立つものが無くて引っ越せない、いえTA的に言えば「引っ越さないことをあなたが選んでいる」のよね…ってやっぱりアメリカは過酷だあ~。
 しかし同じアメリカのヘミングウェイは言っている。「陽はまた昇る」!
いえ、正確には聖書がこうのたまっているのです。
「世は去り世は来る 地は永久(とこなしえ)に長存(たもつ)なり 陽は出で陽は入り またその出でし所に喘ぎゆくなり」
 クリスマスもちかいことゆえ、この格調高いお言葉を「男N」に捧げましょう。アーメン。
 喜べ!男Nよ、練馬の冷蔵庫アパートにもきっときっと陽はまた昇る…か?

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