武蔵嵐山冬景色

 私のカラオケの18番ではありません。
先週の合宿エンカウンターグループです。
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 時は2月9日~11日の連休3日、
 所は埼玉県嵐山町の国立女性教育センター。
 雪の気配もあるひときわ厳しい寒さの中、
 次々とメンバーがやってきました。
 参加者10名、ファシリテーター2名の総勢12名。
 
 第1セッションの開始は9日午後2時。
到着するまではどうやらもった曇り空から雪が舞い落ち始め、
時を追うごとに激しくなって林立する木々に降り積もるのを、
暖房の効いた会議室の広い窓からゆったりと眺めながらの
セッションが続きました。
 2日目は打って変わっての晴天で、外界の何もかもを
白く染めた昨日の雪は殆ど跡形も残さず消え去り、
陽光に恵まれてのセッションとなりました。
しかし前日の雪に呼び覚まされたがごとく、
メンバーひとりひとりの胸中に長い時間をかけて降り積もり、
分厚く凍った内なる雪の層が少しずつ姿を現した、
そんな感があるセッションでした。
 それぞれが自らの内なる「雪の層」を堀り進める作業の中、
思いがけないものを掘り当てたり、
どうしてもシャベルの通らぬ硬いものに突き当たったり、
少しずつ溶け出して細い流れとなったり、
そのプロセスを懸命に言葉に紡ぎ共有した、
本当に濃密なセッションだったと思います。
 最終日もその作業は続き、掘り起こされた想いの数々が
素晴らしい言葉となって皆の心を揺さぶりました。
しばし時間のたった今もその光景は鮮やかに蘇り、
切なくも心地よい余韻を味わう日々が続いています。
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