私の戻る場所

このところずっと「NOT OKな自分」が続いていた私だが
先週は、すっかり深みにはまってしまった。
「NOT OK」な型にキッチリはまったような感じだった。
鍵が鍵穴にはまるように。
どこか馴染みのある感覚だと思ったら、以前の私が良く陥っていた
感覚だった。
自分にとっては決して良い状態ではないのに、何だか定位置のような
気がするのは不思議だ。
今回、何故自分がこんなに落ち込んでいるのか、うまく分析が出来
なかった。
ただ何をやるにも力が出ず、とても窮屈な気がした。
きっと複数のことが絡み合っているんだろうと思った。
仕事のこと、恋愛のこと。
特に仕事においてのやる気のなさは深刻で周りに悪影響を与えて
いた。(先週のヤツアタリとか・・・)
たまたま上司と仕事の評価のフィードバックを行う機会があった
ので、思い切って自分が抱えているものを吐き出した。
やる気が全く出ないこと、その原因は会社の将来の不透明さと
自分自身の問題の両方が絡み合っていること、新しいことに挑戦
したいと思っていて、転職も考えていること・・・。
転職のことは言わない方が良いのでは、と思っていた。
ただし言わなければ「新しい一歩」を踏み出すことを、また延期
してしまう自分がいる気がした。
だから今思っていることを全部吐き出した。
それで状況が何か変わったわけではない。
でも、すごく心が軽くなって新しい仕事を見つけるのも今している
仕事も頑張ろうと思えた。
この話を同僚にしたら「普通、次が決まってから話すんじゃない?
これで評価が下がったり、変な異動でもさせられたらどうするん?」
と言われた。
確かにごもっとも。
そこまで気が回らなかったのは事実。
でも、たとえそんなことが起こっても私は言ったことを後悔しないと
思う。
逆に、いつまでも自分の中だけで抱えて、うだうだと時間を過ごす方
がもったいないと思うから。
次の行動を起こす必要なステップだったのだと思う。
恋愛でも少し変化があった。
相手の態度がよそよそしくなった。
先週に入ってから。
こちらも理由がわからない。
私は態度を変えたつもりはなかったから。
ただ、冷静に考えるとふと彼は「窮屈さ」を感じたのではないかと
思った。
私は相手との距離を縮めたくて映画に誘ったりした。
断られたけど。
でも本当に映画に行きたかったかというと、そういうわけではない。
ただ口実がほしかったのだ。
映画でなくても良かった。
だけど相手はそれを受け入れなかった。
私の中に「仲良くなるためには~をしなければいけない」といった
ような思い込みがあるのではないかと思う。
人と仲良くなるには、まずこうして、次にこれをして、みたいな
決まりがある気がする。
すべての人にあてはまるハズもないその枠組みを、私は相手に当て
はめようとした。
だけど、相手はそれを受けいれられず窮屈さを感じたのでは。
それは映画に誘ったことだけではなく、相手との関係の中で、
いろいろ出ていたのではないかと思う。
私の中の「~すべき」という決まりを相手に当てはめようとした
あたり、まだまだ私は「人」のことを良く見れていないのかもな。
明日からは「~すべき」とか「~しなくちゃ」とかいうのを相手に
当てはめないよう、出来るだけ意識してみる。
ただ自分の中で大事にしたい思いは、私が彼のことを知りたいと
思っていることと、相手にとって信頼出来る存在でありたいという
ことだ。
今回私は「NOT OKな自分」にはまった。
でも以前と違うことが一つ。
それは私が「自分はNOT OKではない」ことを知っているという
こと。
以前は時間の大半を「NOT OKな自分」の中で過ごし、ごくまれに
「OKな自分」があるという感じだった。
今は「OKな自分」である時間があり、時々は「NOT OK」に引き
戻されるという感じだ。
以前は「NOT OK」が自分の戻るべき場所だったとすると今は「OK」
が自分の戻るべき場所になってきていると思 う。

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