転職すると決めたのに、この一週間悩んでいた。
この会社でいいの?っていう不安がどんどん広がった。
本当にこの会社でいいの?
本当にこの仕事でいいの?
もっとしっかり選んだら?
そんなことが頭の中をぐるぐるぐるぐる回った。
会社を変わることへの不安。
今自分のいる環境を捨てて、別の場所へ移るということは
ものすごくパワーがいることだ。
不安が私を強く揺さぶっているのを感じる。
それと同時に、もう一つ感じていることがある。
それは「生きている」という感じ。
自分で自分の人生を歩いていこう。
自分で自分の人生を切り開こう。
自分で困難を乗り越えよう。
そういう「生きている」という感じ。
こんな感じは今まで感じたことがあったのか?
あったかもしれないけど忘れている。
もしくは初めてのことかもしれない。
今までは自分で選択している感じがなかった。
用意された道を言われた通りに歩いているだけだった。
それは別の言い方をすれば「守られている」という感じ
でもあった。
私は、守られていた。
親に。
親の言うとおりに行動する。
そのかわり自分で自分の人生に責任を持たない。
私の人生でうまくいかないのは全部親のせい。
親の決めた道は安全。
でも面白くはない。
面白くないことはわかっているけど、それ以外の道は恐い。
だって、別の道を進んだら、そこで起こったことは全部
自分で責任を持たないといけない。
困難なことがあっても、誰のせいにもできない。
自分で背負うしかない。
それは私にはあまりに重く、あまりにも恐かった。
だから私は親の決めた道を歩こうと決めた。
面白くないとしても、それは我慢しようと思った。
だって、そこは安全なのだから。
安全はとても大事。
何事にも代えがたい。
でも、安全な道を歩いていた私はあることに気付いた。
安全な道を歩いている私が、内側から壊れていることに。
自分自身の中から悲鳴があがっていることに。
いくら環境が安全だからって、私自身がダメになって
しまったら、どうしようもない。
結局私は大人になりたくなかった。
Aなんか身に付けたくなかった。
いつまでも子どもでいたかった。
いつも誰かのせいにして、不満を言いながら生きて
いきたかった。
そしてそのまま死んでいきたかった。
でも、今は誰のせいでもないことに気付いてしまった。
それは自分のせいなんだっていうことに気付いてしまった。
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