心象風景

カウンセラーかなりんの遊々随想

12歳の恋物語

 つい先ごろ小説家の原田康子さんが亡くなったのを日経に追悼文が掲載されているのを読んで知りました。記事中の「挽歌」という文字に、ふと遠い昔の思い出が蘇り、一瞬甘く切ない感慨が胸をよぎるのを覚えました。 あれはまだ小学校の6年生の頃。もう少年少女文学全集の世界には飽き足ら