曽野綾子、太郎物語、岸田秀、夢に殉ず

カウンセラーかなりんの遊々随想

母の日とカーネーション

 季節はずれのタイトルで恐縮です。昨日のエンカウンターの振り返りを今日また振り返っていたらふと浮かんだのです。 最近読み返した「太郎物語」(曽野綾子著・新潮文庫)にこんな場面がありました。高校生太郎の友人で、世間的な価値観を堅固に保持する両親を持った藤原の家庭が、その兄の