葬式も悪くない

最近、なんだかバタバタしております。
こんばんは、F子です。
先週、父方の祖母が亡くなりまして、ちょっくら田舎に帰っておりました。
葬儀に出ないことも考えたのですが、祖母は私の中では
「私より父に愛された女」な訳で、「よーし、死に顔見てやるぞー」って気持ちもあり、
新幹線に乗ってわざわざ帰省しました。
夜10時過ぎに実家に着き、祖母の遺体とご対面。
エンバーマーの腕が良くないのか、妙に厚化粧な祖母の顔を見ても特に思うところもなく…。
つつがなく通夜、告別式が終わり、今度は火葬場で骨とご対面。
ホカホカでポロポロの骨を拾いながら、「結局私が囚われていたのはこんなもんなのか」と
妙に拍子抜けしたような虚しいような気持ちになって東京に帰って参りました。
結局、死者に対して具体的に思い出されるのは良くしてもらった思い出ばかり。
我ながら調子の良いもんだと呆れてしまいます。
以前はこうしたセレモニーを馬鹿にしていましたが、
死にまつわるセレモニーというのは死者を死者として認識し直し、
死者の情報を「生者フォルダ」から「死者フォルダ」へ移動させて整理するためには
意外と役に立つ作業なのかもしれません。
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