離煙パイプをまだ使っている。
最後の31番。今日で10日目。
ニコチン量0.005mgのタバコを吸い続けている。
僕はいつまでタバコを吸い続けるのだろうか?
僕はいつになったらタバコをやめるのだろうか?
タバコをやめるということは、タバコを吸わないということだ。
タバコをくわえ、火を点け、煙を吸い込み、吐く、
その一連の動作を行わないということだ。
その一連の動作を1時間行わなければ、
その1時間はタバコを吸わなかった、ということになる。
これを「1時間禁煙した」と表現することにする。
ここでは個人的に、「禁煙」をそのように定義する。
3時間吸わなければ、3時間禁煙。
3日間吸わなければ、3日間禁煙。
3週間、3か月間、3年間と、期間はどんどん大きくすることができる。
では、いつまで禁煙すれば、成功したと言えるのか?
とある有名な本に書かれている内容の受け売りになるのだが、
「タバコを吸わない」と決意すれば、その瞬間から「禁煙」なのだ。
そして、「禁煙する」と決意した瞬間に「禁煙」は成功なのだ。
他人に無理矢理タバコを吸わされたりしない限り。
そして自ら、タバコをくわえ、火を点け、煙を吸い込み、吐く、
その一連の動作を行わない限り。
意志の強さ云々を棚上げしてしまえば、禁煙はいたってシンプルだ。
そして、自分の意志の強弱に関わらず、禁煙に成功することができる、
そのことを期待して、離煙パイプを買い、使い始めた。
タバコを吸いたいけれども我慢して吸わない、
という状態ではなく、
理由はなんであれ、タバコを吸いたくない、だからタバコを吸わない、
という状態を望んだ。
そういう状態に、少しだけ近づいた。
というように、
タラタラと書かれた文章のように、
タラタラとタバコを吸い続けている、
それが今の男Nの禁煙(喫煙)状況。
この状況をタラタラと続けながら、
タラタラと禁煙成功に近づこうと思い、
禁煙パイポを買った。
30周年記念で金色パッケージ仕様で販売されていた。
長らく書いてきた離煙パイプネタは、ひとまずここで一区切り。
次に書くのは、禁煙成功を確信したときか、禁煙失敗の報告か、
どちらかになると思う。