口ずさむもの 我をもつかめず

「私について 
  語られる出来事
 漏れなく聞いてから
  愛しはじめて」
この歌をご存知でしょうか。
きっと恋愛の歌なのでしょうが、
自分には別の伏線があるように思えて、
よく口ずさむ歌のひとつです。
その伏線は自分に向けられたような感じというのでしょうか、
例えばどんなときかといえば、
日常で暴れだす自分の愛情欲求の感情に対してとか、
訳もわからない苛立ち、
無気力にさいなまれたときとかに、口ずさむかなぁ。
「誰かの後に
  ついていきたい
 頼りない生き物
  心がくしゃみ」
自分の人生、自分でつくると言いつつも
世間体たるものを気にし始めると、
このあたりのフレーズが無意識から
「それはないんじゃない?」といいがかりをつけてきたり、
それでもなきゃ「やっぱりな。。」と
安易な妥協をして、感情を値引いたり。
「薔薇かもしれない 
  毒かもしれない
 不思議かも 
  炎かもしれない」
そうだね、自分って何だろう。。。
日常で見せている姿、どんな場面でも自分は自分。
でもその無意識の正体が、きっとそれぞれの場面に出てきては
自分を揺り動かし、人と接し、日々を生きている。
その当たり前さが、自分を苦しめるものだったり。
「薔薇ならどうする 
  毒ならどうする
 たぶん 
  悔やむよあなた」
「その人の正体」という表現は、何かおどろおどろしいイメージがあり、
きっと自分や社会はそういう「正体」といったものに弱いもので。
そのために世間体を装ったり、自分の感情を押し殺したりして
自分で自分で隠し、自分を裏切る。
そんなものなんでしょう、社会を生ききることって…ね。
「私について 
  知らなすぎるのは
 どんな人より 
  たぶん私よ…」
わかったつもりでいながらも、
当の自分が自分であることすらわからない。
例えそれを捕まえ、表現でき、自分で受け入れられたときですら、
自分についての本髄は、わかるものなのでしょうか。。。
自分はこれからも、この歌を口ずさむでしょう。
自分を客観するとき、迷ったとき、そして
自分について語ることができても。
※尚、歌のタイトルは各自でお調べくださいね。
 作詞者に注目でしょうかね。
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