先週から通い始めた就労移行支援事業所へ通ってくるのは、
事業所で行う訓練や実習を通じて、就労を目指す障害者が対象となっています。
今の事業所では、内訳として精神障害が半数以上です。
見た目で障害があるとわかりにくく、
中にはやんちゃな暴言を吐いてる人とかいますが
話しをしてみてはじめて「おや?」と気づく人もいれば、
事業所という場所で出会わなければ、障害があるとわからないような人もいます。
それでも、何らかの障害があるんでしょうね。
事業所の大きな部屋をパテーションで区切っているため、
そこかしこでどんなことをしているのか見えたり、聞こえたりします。
ある一角ではプレゼンテーションの練習、
ある一角では入力作業や各自の課題演習、
そして私が今いる一角では講義。
順調にことを成せばいいのでしょうが、
時には疲れてしまってふさぎ込んで泣いたり、
あまりの緊張で発作を起こしてしまったり、
手を震わせながら果敢に質問をしている人もいます。
それでも休み休み、練習や課題に取り組む様子は
「ひたむき」という言葉が似合います。
なかなか就労へ結びにくいという点では、
症状的なものを誘発する懸念が絡んでいる場合や、
障害であるがゆえに周囲との不調和なコミュニケーションが、
その要因のひとつと言われていて、
いずれにせよ、精神障害は障害者就労という枠では非常に厳しいようです。
企業は「来るか来ないかは不安定だから困る」というのが大きな理由らしい。
ひたむきに休み休みの就労だけで、企業の生産活動を担えないものだろうか。