5年ぶりの出勤

今日、障害者枠で採用された会社に初出社をした。
約5年ぶりになる「出勤」は、
事業所の出所と勝手が違うように思っていた。
通勤経路、下車駅、勤務先の雰囲気、人間関係。。
すべてをリセットしてのスタートは、ストレスの負荷が高い。
今までのケースだと、
ストレスフルの状態で出社をし、
初日の緊張でピークを迎えて、
無事帰ってくると一気に力が抜けてしまう。
それが次の日の朝までに回復しないものだから、
なんとなくエンジンがかからなくて行きたくなくなる。
心理的な面は別にあるのかもしれないが、
およそそんなところだ。
その緊張を軽減し、
一気に力を抜いても体力が温存できれば、
私は次の日も出社できる。
それを事業所の訓練で、やってきたのだ。
ならば、今回は実践としてどう立ち向かってみるか。
緊張の源は、対人関係にほかならない。
私はそれをできるだけ回避させるため、
入社一週間前に事前面談を申し出ていた。
実は採用決定から入社日まで一ヶ月近くあいだがあり、
その期間は入社手続き以外のやりとりがない。
なので取り立てて用件はないものの、
「不安」という気持ちを「入社前の打ち合わせ」と称して面談の希望をし、
少しでも会社の人に面識をもち、慣らそうとした。
この案自体も通るのか不安になったが、会社側は快く応じてくれ、
一時間半ほど今後の仕事等についてざっくばらんに話をした。
それから昨日まで事業所の訓練を続け、
今日は行き先が変わるイメージですんなり移行できるようにし、
「私なりの就労移行支援」を実施したのだ。
それでも前々日には夢を見てしまい、昨日は終日緊張と隣り合わせという、
まさにストレスフルの状態だった。
一般的に「就職するんだから、入社日まで休んじゃえ」と思うらしいが、
課題を抱えている身としては、かえって休みは仇になる。
気弱だからこそ、こうして足元を固めていくしかないのだ。
そうしてブログを書いている今、疲れはしたが余力は残っている。
就職だけが社会参加なわけではないが、
私は会社勤めをして仕事をすることが、自分にできることだと思う。
とはいっても、就職が厳しい時代に採用された意義は、
支援を受けてきた身としては大きいように感じる。
だからこそ少しずつ足慣らしをし、少しでも社会参加を続けていきたいのだ。
いつどうなるかはわからないが、
こういった日々がいつしか「やりたいことだった」となっているように。
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