ゲイといえども、女性に魅力を感じるときがある。
最近で印象深いのは、太地喜和子だ。
というのも、検索ワードで彼女の名前が急に上がってきたからだ。
1992年に事故死してしまった、伝説の女優と言われている。
名前は知っていたものの、リアルタイムで見た記憶はない。
しかし先日亡くなった三國連太郎によって、
かつての恋愛沙汰を取り上げることが多くなっているようだ。
その三國連太郎の述懐で、
「太地さんは魅力的な優しい人でした。
これは異常ともいえるほど博愛精神をお持ちの方で、どこにも行かず、
他のことは何もしないで、ひたすら私だけを待ち続けてくれる風情なのです。
ただ、一抹の恐怖を感じさせる生き方に近いものが伺えました。
ああ、この人は自己破滅していく人だな、
自分自身が崩壊する道をあえて選んでるんだなと、
私自身を棚に上げて感じました。
その破滅への道に私も身をゆだねて、彼女と心中する覚悟にはなれませんでした。」
似たもの同士か依存関係かはともかく、
恋愛関係でありながら最後の最後でヒラリと男がかわすという例ですね。
そこで太地喜和子の画像を検索すると、うん十年前の彼女がずらり。
私からすると正統派美人とかキレイいう枠ではない。
息がつまるような色気の人だ。
それもジメっと湿った感じがするもの。
でも三國は破局の理由については
「あなた(太地)の体にひれ伏すことがイヤだった……そういうことです。」
この明け透けな理由ときたら。。
太地は三國との恋が終わると名だたる俳優と浮名を流し、
自由奔放に生きた様子が書かれているがどれも激しい逸話ばかり。
どんなに良好な恋愛関係であっても、それを崩さずにはいられないのだろう。
自由奔放という言葉に置き換えられた恋愛ショッピングだと考えはするが、
やはり自由に生きたにも関わらず自己破滅的だという点に魅了されます。
いかにも私が食い入るパターンなんだよね。
彼女の出演作を1、2本観たいところだ。