新しい暮らし

現在の住まいに越してから、半年が過ぎた。
ようやく、家の中の空気がカラダに馴染んできた感じだ。
いくら以前と同じ町で近距離の引越しでも、
建物内の空気は以前のものとはまったく違う。
家の中の動線、キッチンの使い勝手、座って見える景色。
どこなく落ち着かないのは、
この家に沿った生活のパターンを新しく要求されるからだ。
それは、新たに発見することの連続でもある。
新しいことに対して面倒だと感じるぶん、
それをどう楽しもうかという算段がない。
洗濯物を干したいけど、ベランダがない家ではどう干せばいいか。
ユニットバスで、溜め湯をして体を洗うにはどうすればいいか等々。
私なりに考えて、やればできるのだし、特に支障がなければそれでいい。
馴染んできたというのは、
生活のパターンが安定し、新しい発見も出尽くしたからだろう。
ようやく休まる体感を得た。
引越しがストレスというのは、
物件探しや契約、荷物の搬送といった動きへの面倒さかと思いきや、
新しい住まいでの暮らしを自分流に安定させるというのも、
そのひとつかもしれない。
新たな安定や習慣というものは、
過度に追求しすぎるとかえって窮屈になることに気づいている。
だから邪魔くさくならない程度にしたいのだが、
これがあるから暮らしていける面も否めない。
そんな考えがよぎるから、新しいことへのためらいがあるのか。
あと半年経てば、一年のサイクルがわかる。
そうすればこれらの新しいことは日常に溶け込み、
私に相応しい暮らしが築きあげられていることだろう。
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