先日、郷里で医者をしている友人が上京してきたので、
久々に一緒にお酒を飲んだ。
彼女は一年ほど前に結婚したので、冷やかし半分で
「どうよ?新婚生活は」と聞いてみたところ、
「結婚なんてストレスが増えるばっかりだよ」と吐き捨てるような返事が返ってきた。
詳しく聞いてみると、一番のストレスは「家事」らしい。
旦那さんも一応一通りはやれるようだが、
どうもそのクオリティが低いらしい。
洗濯物の襟の部分の黄ばみを気にしないとか、
形状記憶のワイシャツを洗濯機に放置してしまってすぐに干さないとか。
結局見かねた彼女の方が手を出してしまい、
気づくと全ての家事を彼女がやることになってしまっているとか。
彼女の収入は公務員である旦那さんのダブルスコア以上あるので、
無理して結婚生活を続ける必要もないように思うのだけれど、
旦那と子供のいる「幸せな家庭」とやらを手に入れるために
とりあえず我慢し続けるつもりらしい。
どうにも私には理解できなかったが、まあ彼女本人の問題なので黙って愚痴を聞き続けた。
過去の女性達は結婚だの出産だのから自由になるために闘ってきたはずなのだけれど、
見せかけの自由を手に入れただけで、現実はまあ、こんなものなのだろう。
もし、ボーボワールが生きていて、婚活婚活とわめく若い女性達や、
専業主婦を目指す高学歴女性を見たら何ていうのかな。
過去のフェミニスト達の仕事って何だったんだろうか。
まあ、とりあえず私は「F子さん、結婚しないの?」とにやにや聞いてくる
職場のおっさん達をあしらいつつ、一人で生きて仕事して死んでいくことを選ぶだけだ。
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