子どもの恨み

なんだか寒さというドラム缶の底にずっといる気がします。
こんばんは、F子です。
本日のカウンセリングにて
「そこにいる誰のことも受け入れていないんじゃないか」という指摘を受けたとき、
非常に反応的に「だって、お前もお前もお前も、あの時のあの時もあの時も
私を受け入れなかったじゃないか、だから私は誰も受け入れない。
受け入れてなんかやるものか!」
という恨みつらみがどろどろと湧いてきた。
「お前」が誰なのかははっきりとは分からない。
い、いや、うっすら5人くらいの名前は浮かぶ。
「あの時」がいつなのかははっきりとは分からない。
いや、うっすら小学校の教室の床の木目が目の裏に浮かぶ。
小中学生の頃はこデブでニキビ面でトロくて成績だけが取り得だったので、
スクールカーストの中では最下層にいた(と思っている)
教室の中で私の存在価値は「テスト前に分からないところを教えることが出来る」とか
「(私の)ノートを借りればテストはなんとかなる」ぐらいのものだった。
でもその価値があったから明示的なイジメのターゲットからは
かろうじて外れることができたような気がする。
普段は散々私を無視しておきながら、
テスト前になると友達面で勉強を教わりにくる級友に
にこにこと数式を説明しながら、
「絶対いつかこいつらに復讐してやる。地獄まで追いかけて後悔させてやる」と
恨みつらみを腹の中で育てていた。
受験を経て高校に入ったあたりから
教室の中で息ができるようになった。
そして今度は息ができる環境を維持するために
ひたすら勉強しつづけたような気がする。
具体的に復讐したい相手の現在の消息も追おうと思えば追えるのだが、
それを追って復讐したいとはさすがに思わない。
ただ、子どもなりに焼け付くように感じた悔しさや怒りだけが
腹のあたりでぐるぐるどろどろ渦巻いている。
これは、困った。
こいつに手綱をつけるのはちょいと骨な気がする。
持て余しつつ、なんとかかんとか眠らなくては、明日のために。

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