建長寺と柄澤斎

先週土曜日、鎌倉散策に行って来た。
自宅から1時間弱という近さで先々週も行き、2週連続。
紅葉見たさに行ったものの、少し早過ぎた。明日も行こうかな?
連休の為か非常に人が多く、小町通りなど肩が触れ合う程の人気ぶり。
ぬれおかき、玄米おもち、鎌倉ハム、など長蛇の列だ。
いつ来ても人の多さに驚く。次回は平日に・・と思いながら、つい土、日
に来てしまい後悔する事度々。
鎌倉散策はコースが幾つか有り、先々週は衣張山コースで先週は天園コース
を気ままに散策した。
衣張山コース  鎌倉駅→杉本寺→報国時→法性寺→浄妙寺→衣張山
天園コース   北鎌倉駅→円覚寺→妙月院→勝上けん展望台→十王岩の展望
        →建長寺
さすがに鎌倉はお寺が多く、何処を散策してもお寺が有り、身近に感じる。
鶴岡八幡宮は有名なだけに日没してもライトアップされ若者が楽しそうに
カップルでお参りする姿を目にする。
ツイツイ何をお参りしているのかな?・・と余計な興味が脳裏をかすめる。
衣張山山頂までは結構急な上り坂で汗かきかき、いい運動になる。山頂から
見下ろす景色はワンスポットで見晴らしが良く爽やかな感じだ。
しかし、勝上けん展望台、十王岩の展望(かながわの景勝50選)は富士山、
伊豆半島が望遠でき、絶景で溜息が出そうなほど美しかった。
そして、勝上けん展望台から下ると自然に広大な建長寺の敷地に至る。
その広さにビックリすると共に建長寺の見どころの多さに驚く。
建長寺は鎌倉五山の第一位に位する。建長五年(1253)後深草天皇の勅を
奉じ、北条時頼(鎌倉幕府五代執権)が国の興隆と北条家の菩提の為に中国よ
り名僧蘭渓道隆を招き建立したと説明される初の禅寺だ。
広大な敷地内に多数の国宝と重要文化財が有り、どれを観ても凄い。
断食でガリガリに痩せ、骨と皮で腹部が凹み目がギョロ付いた修行僧の像は
今まで目にした事が無く、異常なまでに目に焼きついた。
何とも不思議な空間がアチコチに存在する建長寺に今後も訪れようと思う。
建長寺の帰りの道中、神奈川県立近代美術館 鎌倉別館に立ち寄った。
電車の車中で「小宇宙への情熱」三浦康重版画コレクション展のポスターを
目にしたからだ。
閉館30分前にスベリ込んだ。
最初に飛び込んできた柄澤斎の木口木版は余りの緻密さと想像力に度肝を抜か
れる思いだった。時間の無さが悔やまれた。人間業とは思えない。表題通り、
小宇宙を思わせる創造の力と神秘。おまけに多数の展示作品は他の作家を色あ
せて感じさせる程、個性にあふれ独創的で卓越した感じだ。
長谷川潔を始めとした有名画家が色あせて見えるのだからビックリだ。
才能溢れる人達の作品に触れる度に、新鮮な息吹と独特な世界観を感じる。
blogranking.gif
ブログランキング・にほんブログ村へ
↑ブログを読んだらクリックしてね!

カテゴリー

投稿の月