仕事の帰り、スーパーで大根を1本買った。
真っ白で大きい大根。煮物にしようか・・大根おろし・・。
しかし、その日の夕食には使わず、ビニール袋に包んだまま買った時の状態で
冷蔵庫の野菜ボックスに入れておいた。
そして、次の日の夕食時に使おうとして大根を袋から出した。
すると、前日は真っ白で、いかにも美味しそうだった大根の皮に小さな斑点が
無数にできていてビックリし、一日で何で?と考え込んでしまった。
大根を買って帰りの道中は土砂降りの雨で、大根も雨に濡れていた。
次の日も雨で自転車のサドルを見たら黒地に白の斑点ができていた。これも布
で拭いても斑点はそのまま残っていた。う~ん?酸性雨?
この大根とサドル事件を職場に持ち込んで話の種にしてみた。
出るは出るは、環境ホルモン、酸性雨、ホルモンシャワー、地球の温暖化・・。
仕事そっちのけで話まくりたい気分。でも、そうもいかず尻切れトンボに。
大根は取敢えず皮をむいて煮物にしたが味は美味だった。酸性雨との関連は分か
らなかったが、雨で品質の劣化がすすんだのは間違いない。
以前、一般検査で精液検査をしていた事がある。精液検査は不妊治療において検
査される事が多い。その為、検査結果が異常値を示す事は仕方のない事ではあ
ると思う。しかし、精子数の減少、奇形、運動性(-)など年々、正常な精子を
持つ男性が減少していたのは事実である。その理由の一つに環境ホルモン、スト
レスの増加等が挙げられる。
男の胎児(性染色体XY)は受精してから6~8週にテステステロン(男性ホルモ
ン)を大量に分泌して精巣ができ始める。次に大量のテステステロンを浴びる事
によって女を基本形にした脳が変化し、男用のフォーマットになると言われてい
る。テステステロンは8~18週と誕生後~6ケ月に大量の分泌がある。そして、
このテステステロンの大量分泌の事をホルモンシャワーという。
ホルモンシャワーはY染色体を持つ人のTDF遺伝子が引き起こすと言われている。
ホルモンシャワー、つまりテステステロンの影響は実に大きく、この分泌が少な
い胎児は性器は男性でも脳は女性化した脳になる可能性があるという。
では何故、テステステロンの分泌が少なくなってしまうのか?
それはテステステロンがストレスに弱く母胎がおおきなショックやイライラが続く
とテステステロンの分泌が低下する事による。
逆に母胎が男性ホルモンを多量に浴びると女の胎児は脳が男性化すると言える。
例えば、糖尿病の薬や、経口避妊薬等、男性ホルモンを多く含む薬を母親が妊
娠中に誤って服用した場合等がある。
体内ホルモンは人間が人間らしく生きるためにあらゆる臓器や細胞に作用し恒常性
を維持している。それは肉体的にも精神的にも必要不可欠な物質である。医学は益
々発展しホルモンの持つ作用もどんどん明らかになりつつある。
ホルモンが自由自在に錠剤として市場に出回る日も近いのかもしれない。
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