先週末の日経プラス紙面で「早起きで得してますか?」
というアンケートが載ってました。
それによると結構な割合の人が、朝の時間を使って
運動したり勉強したり、色々励んでいるようですね。
このブログでも何度か書きましたが、不肖このかなりん、
低血圧のせいか、はたまた本来のぐうたらな性格のせいか、
「朝」と聞くとジンマシンが出るほどの朝嫌い。これはもう
かなり昔のことからで、よく十何年も学校に通えたなと
思うくらいです。
その頃女子大生の就職口といえば、殆どが教師でしたが、
そんなとりわけ朝が早い職業など真っ平ごめんだった私は、
できるだけ朝遅そうな仕事ばかりさがしてましたね。だから
なかなか就職できずに、こりゃあ水商売にでも行くしかないか、
と思ったんだけど、ぎりぎりで語学レコード会社の営業企画部に
拾ってもらえて、そこは主にデパートが顧客だったものだから、
出勤が10時でよかった。その後もレジャー施設の営業を
長くやったんだけど、そこは出勤が殆ど昼過ぎで、その代わり
夜かなり遅くまで仕事してたから、この頃にはもうばっちり
夜型の基礎ができちゃいました。
結婚してから開いた「学習塾」も夕方からの仕事だし、
カウンセラーという仕事も、学校なんかに行かなければ
それ程朝は早くない。特に今は、午前中の予定が入って
いる日を除いては、ほぼ午後からの始動で事足ります。
夜はかなり遅くまでやってますけどね。
こうした長年の積み重ねを経て、いやがうえにも「夜型」
の磨きをかけてしまったあげくには、いくら「早起きは三文の得」
なんて言われても、そうそう簡単には転換できない。
どこかのベンチャー企業の女社長が、「子どもと一緒に9時に
寝て朝4時に起きて仕事する」なんて言ってるのを読むと、
ため息が出ちゃいますね。
件の記事によると、人間には一日に2回寝入りやすい時間が
あるそうで、それが午前、午後とも2時から6時の間だといいます。
ですから他の時間は覚醒度が高いので、「午前中に脳を働かせる
仕事をするのは効率がいい」のだそうです。
確かに夜の2時前に寝るのと、2時を過ぎてしまってから寝る
のとでは、朝のすっきり感が違うような気はしますね。
実は昨日は早く出かける用事があったので、一昨日の夜は
12時頃に床についたのですが、割合楽に6時に起きられました。
家を出るのが8時30分だったので2時間半も時間があり、
コーヒー飲んで新聞読んでパソコンもあけてチェックして、
掃除も洗濯もしてと普段より色々なことができちゃいました。
いや、びっくり。
上述の記事のアンケートでは、「朝起きるのが『つらい』と感じる?」
という問に、50%くらいの人が「平気」と答えています。「以前は
つらかったが、今は平気だ」という人を併せると、実に7割近くの人が
朝起きるのが何でもないんですね。これだけ多くの人が「朝型」なら、
社会が「朝型志向」になるのも無理はない。まあ、このアンケートの
母体はおそらくサラリーマンが主なんだろうけれども、経営者とか
政治家とかにも朝型は多いようです。「忙しいほど朝の時間を活用しろ」
というのは、こういう人たちの鉄則みたいですし。近頃流行りの
「朝食会」なんかはいい例ですよね。
若いときは少々無理をしても何ともなかったけれど、この頃
とみに寝不足がその後の数日間にたたるようになってきました。
筋金入りの「夜型」かなりんも、寄る年波には勝てそうもありません。
そろそろ「朝型」への転換に本気で取り組んで、「得する」ことを
考えてみようかな。
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