「共感」のレシピ

 昨日と今日の2日間、厚労省の基金訓練による
「ホームヘルパー2級取得コース」講座の講師を
担当した。この講座への出張は、既に6回目である。
テーマは変わらず「共感的理解と基本的態度の形成」。
 いつもは受講生が30名前後なのだが、今回は
20名足らずで、メンバーの把握もしやすく、ワークも
やりやすかった。男女比もほぼ半々でバランスもよかった。
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 但し年齢が16歳から67歳までと差が大きい。
そして何故か一番元気なのが男女とも60代。
若者はおしなべておとなしい。世の縮図か。
 講座はやっと序盤が終わりかけたところで、
これから12月まで平日は休みなくびっちり続く。
一人一人がそれぞれに様々な事情を抱え、大変な
思いをしながら懸命に通ってくる。この訓練は
就職に直結するので、熱心さもひとしおだ。
勢い講師の方も熱が入る。
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 講座には、介護理論と実習に関する60以上もの
テーマがずらっと並ぶ。その中でも私が担当する
上記のテーマは、抽象的概念に満ち満ちている。それを
16歳の心にも67歳の心にも響くようにどう料理するか。
6回目とはいえ、人が違えば当然伝え方も違ってくる。
一回一回が真剣勝負だ。
 今回の私の献立、皆おいしく食べてくれただろうか。
渾身の料理に腕を奮った後は、いっとき抜け殻みたいになる。
今晩ぐっすり眠って、早く中身を取り戻そう。 
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