突然だけど私、今月の19日に手術を受けることになったのよ。
といっても、腫瘍とかそんな大変なんじゃなくて、まあ、随分
長年のおつきあいになる痔の手術なんだけどね。
私が今のところ手術というものを受けたのは、たった一度。
それも10何年も前、今回と同じ痔の手術。
ただ今回と違うのは、症状が悪化してもう我慢できないほど
痛くなってきたこと。
ちょうどサンプラで仕事をしていたときで、皆に「痛い、痛い」と
訴えまくり、同僚のIはドーナツクッションを、事務のSさんは
温泉の元をくれた。
Sさんに病院に行くよう強く言われてしぶしぶ受診。
先生は「しばらく薬で様子を見ようか」と言うので、「やれやれ」と
思ったのもつかの間、症状は悪化の一途を辿り、いやが上にも
痛みが増す。
世はちょうどクリスマス。ジングルベルがお尻に響いた。。。
病院に駆け込み「手術して!」と先生に訴えたが時既に遅く、
「年明けまで待ってよ」とつれないお言葉。暮れから正月を
ただただソファーでうずくまって過ごした。
やっと手術が受けられたのが新年も5日になってから。
仕事が詰まっていて、先生が「1週間、いやせめて3日は入院して」と
取りすがるのを振り切り、1日で退院した。
手術当日の朝に病院に入り、午後に手術して翌日の昼頃には
荷物まとめて家に帰ってきた。
持参したパジャマも着る暇がないくらい短い入院生活。
呆れ顔の先生に「必ずもう一度手術を受けてね」と言われた。
どうも相当悪化していたらしい。
「今やれることは全部やったけど、完璧じゃないから」とのこと。
「還暦の記念とかでいいからさ」と先生はのたまった。
あの時は還暦まで結構年数があったのよね。
「は~い」と安受けあいしたはいいけど、それから早や幾年月。
還暦なんぞはとっくに過ぎて、痛くならないのをいいことに
延ばしに延ばした再手術。
今年の春ごろから先生に「いくらなんでももうそろそろ」とせっつかれ、
「じゃあ縁終わって夏ごろには」と約束したものの、伯母の入院で
また延期。「とにかく年内には」という約束を今度こそは守んなきゃ
しゃあないじゃん。
先日病院に行って検査を済ませ、心の準備もそろそろと。
「先生、また入院は1日でいいでしょ?」という私に先生は苦笑い。
「3日くらいはみてきてよ、今度は徹底的にやるからさ」だって。
「徹底的じゃなくていいよ」という私に、「駄目、完治しなきゃ」と
先生やけにきっぱり。
いろいろ書類書き込みながら「さあ、いよいよだ!」と呟いてる。
たかが痔の手術くらいで、今や外科部長たる先生が何でそんなに
張り切るのよ?!
・・・とそんなこんなで手術の日は刻一刻と近づいてくる。
前回は一人で行って一人で帰ってきたんだけど、今回は
伯母の面倒を見てくれている従兄弟のお嫁さんのアイちゃんが
付き添ってくれるとの嬉しい申し出。
アイちゃんは本当に心優しく力持ち。
彼女がついててくれりゃ百人力だぜ!
さあ、これで腐れ縁の「痔の君」にも三行半だ。
すっきり、さっぱり新年を迎えよう!・・・と!がやたら多いのは
やっぱり少々気が重いのねえ。。。
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