脇目は禁物

 社会福祉士の試験が日一日と近づいてくる今日この頃、
勉強も佳境(?)に入り、暇さえあればワークブックと格闘
する日々が続いている。今日は買ってから長いこと放りっ
ぱなしにしていた模試問題集をやってみた。難問だらけで
ため息が出る。
 ところで只今日経に連載中の「私の履歴書」が、元英首相の
トニー・ブレア氏。彼の名前は頻繁に過去問や模試に出てくる。
「何というグッドタイミング!」と喜んで読んでいる。おかげで
いまいち頭に入ってなかった彼の政策への理解が進んだ。
これでブレア問題はばっちり。
 ブレアといえば「第三の道」というのは覚えていたんだけど、
ちょうど一昨日の「履歴書」にそのことが書いてあって、そうか、
そういう経緯で打ち出したのね、というのがよく分かった。彼は
サッチャーの保守的市場主義でもなく、古い労働党の社会主義
路線でもなく、新たな社会改革に向けて舵を切ったのである。
 既得権益が根強くはびこる教育や医療の分野で、それと戦い
打ち壊して、公的サービスへの民間事業者に参画の道を開き、
改革を推進した。福祉の領域での政策と実行力も高く評価されて
いるのだろう。それじゃなきゃこんなに問題に出てくるわけが
ないもんね。
 古今東西の学者や割と古い政治家(ルーズベルトとか)は、
出題されるんだけど、最近の政治家は余り取り上げられない。
それなのにブレアは別格という感じ。日本の政治家なんか
一人も出題されてない。
 まあ、そんなこんなでなかなか興味深いブレアさんの履歴書。
だけど彼一人に関ずらわっているわけにもいかないのが、
試験勉強の辛いところ。この間も「コミュニティーへの過剰な期待」を
批判しているというロバート・ピンカーなる社会学者のことが問題に
出ていて、東西問わず猫も杓子もコミュニティー礼賛のなかであら珍しい、
著作を読んでみたい!と思ったけど、そんな悠長なことはしてられない。
 とにかく試験が終わるまでは辛抱、辛抱、の日がもうしばらく続く。
(一年延びるのだけは避けたい。。。)
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