今年度もいよいよ最終月。
 CSNでは、雇用促進事業の一環として、昨年の秋に「作業所の
 仕事をコーデュネートしようプロジェクト(仮称)」がスタート。
 皮小物を中心にサンプル作りを進め、いよいよ来年度から
 本格的な活動に入ろうとしている。
  そんななか、昨年一度お訪ねしたワークセンター氷川の入所者
 である根本裕一さんのししゅう展が開かれるとのご案内を頂き、
 早速出かけてみた。場所は四谷にある珈琲舎という喫茶店。
 側面の壁に彼の作品が額に入れて飾られている。とても小さなお店
 なので、大小とりまぜて7~8点くらいだが、そのうちの何点かは
 既に売約済みとのこと。サイホンでいれたおいしいコーヒーを
 飲みながらじっくりと鑑賞した。
 ![]()
  根本さんの刺繍は下絵から自分で描き、刺したいものを自由に
 刺していくスタイル。モチーフは自動車やバスが多く、刺し方も
 色使いも奔放。既成の刺繍には見られない独特の雰囲気がある。
  四谷に行く前にちょっとセンターにお寄りしたとき、根本さんが
 玄関に顔を見せてくれて、「僕つくるの大好き。何でもつくれるよ!」
 と元気に話かけてくれた。私たちのプロジェクトにとっては、何とも
 頼もしい言葉である。そしてこうした企画を精力的に実行している
 センター所長の野崎さんもまた、なかなかに頼りになる方である。
 その野崎さんが、先週のブログで書いた「自立支援協議会」で
 就労支援部長を務められるとのこと。実のある活動が期待できそうだ。
  根本さんのような才能は、きっと他の作業所にも見出すことが
 できるだろう。作業所と私たちの活動とのコラボレーションも
 何とか実現できるかもしれない。一人ひとりの力をいい形で
 発揮してもらえるようなプロジェクトの推進を目指したい。
 ![]()
 
 ↑ブログを読んだらクリックしてね!