いやあ、やった!終わった!
何が?っていうと、放送大学院への出願書類提出。
たった今郵便局に速達書留で投函してきたところ。
まことに難物だったのが研究計画書。
テーマが絞り切れずに、読みあさった先行論文の数々。
暑いさなかに通い詰めた国会図書館。
相談にのって助けてくれた心優しい心理士さんたち。
おかげで何とか形になった。
とはいえ、勿論これで一件落着には全然ならない。
大学院は出願しただけで入れるわけじゃないし、研究は
計画書をつくっただけで成し遂げられるわけでもない。
入学試験という難関をくぐり抜け、何回もの合宿や授業で
単位を取り、実際に研究を行い修論を書き、めでたく
卒業するまでは、終わった!なんて言えないし、入試も
半端じゃない倍率らしいから、最初の難関でつまづいちゃう
かもしれない。それなのに書類出しただけで解放感に
浸っているなんて、我ながらばかみたいだ。
されどである。
何かの試験の出願ってどうしてこんなに大変なんだろう。
認定カウンセラーの試験のときも、社会福祉士のときも
もう出願書類を揃えるだけで一仕事だった。卒業証明書や
成績証明書、結婚で氏名が変わってるから必ず戸籍抄本が
いるし、カウンセラーのときは山のようなシラバスから
スーパーバイズ事例の検討報告書など、社福のときは
実務経験証明書や健康診断書まで必要だった。そして
いつも書類を出し終わったときは、まるで試験が終わった
かのような気分になってしまうのである。
しかしである。
いつまでもそんなことは言っていられないのである。
早々に試験勉強のモードに切り替えないと、せっかく
艱難辛苦のあげくひねり出した研究計画書も
日の目を見ないことになってしまう。
試験まであと一か月余。
解放感に浸るのは、早くともそれからにしよう。
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