「さようなら、文夫さん。
またいつお会いできるかと思うと、悲しみが私を打ちひしぎます。
けれども、心の願いに従がう他、私にどんな道がありましょう。
文夫さん。この手紙を、私の別れを、私を判ってください。
今こそよく判ります。あなたは私の青春でした。
どんなに苦しくとざされた日々であっても、あなたが私の青春でした。
私が今あなたを離れて行くのは、他の何のためでもない、
ただあなたと会うためなのです。そうでないとしたら、
なぜこの手紙を書く必要があったでしょう…」
おゝ、最終回はこれで来たか。
看護師光が不倫相手だった医師の新城に言う別れの言葉。
「先生がくれた本だから一生懸命読んで、覚えちゃったの」
何と60年世代のツボを突くねえ…
読みながら滂沱の涙を流したハタチの頃につい引き戻されてしまう。
「されど我らが日々」の生んだ凛々しきヒロイン、節子の手紙である。
こうして現代の若者たちにも受け継がれていくとしたら
ホント「いいね!」。
あ、このフレイズ、知ってる!
60年代を生きた中高年には毎回そんな場面があった。
「私はあなたを好きです。大好きです。あなたと勝利と
3人で暮らしていけたらもう何もいらない。
でも、今私は全共闘40万人を率いる神林美智子です。
引くわけにはいかないのです!」
懐かしつかこうへいの「飛龍伝」。
20年前の銀座セゾン劇場。あの名舞台が目に浮かぶ。
「君の行く道は、果てしなく遠い…」
何よりも聞いたことのあるこのフレイズが
毎回オープニングに鳴ったドラマ「若者たち」。
偶然耳にして見始めたのだが、段々にはまっていった。
余り視聴率は伸びずに終わったようだけど、おばさんは
思いがけずに楽しませてもらいました。
若者たち、ありがとう!
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