私のお雛さま

 2月最後の今日は、前のブログでも紹介した埼玉県騎西町の女性相談の日でした。恵比寿から湘南新宿ラインではるばる大宮、桶川を超え、鴻巣という駅で降り、そこからバスで20分位のところに会場の「騎西町文化センター」があります。
060208khina.gif ところでこの最寄り駅である鴻巣は、免許センターがあり、駅前では書き換えの申請書類を作成する代書屋さんの呼び込みがうるさいほどなのですが、そんな騒がしいイメージとは裏腹に、雛の町としても有名らしく、1月ほど前から鴻巣駅には立派な7段飾りがでんとしつらえられています。言われてみれば、バスで騎西町に向かう途中にも大きな人形問屋が目立ちます。
060228iehina.jpg子どもの頃は私の家でも戦前から伝わる7段飾りの雛人形があり、毎年ひな祭りの前には祖母と母が1日がかりで飾りつけていたものでした。その雛も段々古びて、衣装がほころびたり、首がグラグラしてきたりで、いつしか処分され、狭い家にふさわしいケース入りの内裏雛が飾られるようになって、私にとってはこのお雛様の方がずっとつき合いが長くなりました。木目込みの簡素な雛ですが、何とも言えない素朴な愛らしさがあり、とても気に入っています。初めは赤い枠のケースに入っていたのですが、そのケースが長い年月を経るうちにがたがたになり、今の黒い枠のケースに変えました。それももう10年くらい前のことです。
 祖母は雛を飾りながら「こうして一年に一度出してやらないとおひな様が泣くんだよ」と幼い私に言い聞かせました。今でも忙しさに紛れて出すのを怠っていると、どこからか雛のすすり泣きが聞こえてくるような気がして、必ず2月中には出してやるようにしています。リビングにちんまり飾られたお雛様の前で、今年も好物の桜餅を食べることにしましょうか。 

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