「反吐が出そうだ」とかいう比喩ではなく
リアルに吐き気がする
『河本準一生活保護バッシング事件』
権力者による迫害よりも
国民による弱い者イジメが酷い
集団の狂気がリアリティを伴って
僕の内臓まで進入してくる
以前I子さんのブログに取り上げられていた
伊丹万作の「戦争責任者の問題」
すなわち、だましていた人間の数は、
一般に考えられているよりもはるかに多かつたにちがいないのである。
しかもそれは、
「だまし」の専門家と「だまされ」の専門家とに劃然と分れていたわけではなく、
いま、一人の人間がだれかにだまされると、
次の瞬間には、もうその男が別のだれかをつかまえてだますというようなことを
際限なくくりかえしていたので、
つまり日本人全体が夢中になつて
互にだましたりだまされたりしていたのだろうと思う。
このことは、
戦争中の末端行政の現われ方や、新聞報道の愚劣さや、ラジオのばかばかしさや、
さては、町会、隣組、警防団、婦人会といつたような民間の組織が
いかに熱心にかつ自発的にだます側に協力していたかを思い出してみれば
直ぐにわかることである。
さしずめ僕は「非国民」ということか
そりゃあ吐き気も催すはずだ
でもそれで結構
信念を曲げてまで「国民」になりたくはない
そして
ゲロを吐きながらでも
弱い者たちの権利 そして僕自身の権利を守るために
立ち上がろうと思う