TA講座無事終了・その2

先週の日曜日で半年間に及んだTA講座を終えた。
終わるが残念で、まだあと半年ぐらい続けばいいのに、と思った。
内容的には、日常での人間関係で役立つことばかりで、自分を客観視
するのに役立っている。
ただし内容以上に私にとって大きかったのは、一緒に授業を受けた人
達の力、つまりグループの力だと思う。
4人+アシスタント1人のこじんまりとしたグループだったけど、
初めて会ってから授業を終えるまでの間に、私は様々な影響を受けた。
影響を受けた、というよりは「自分」というものを揺さぶられた、と
いった方が近いかもしれない。
メンバーの一人が話す内容にいらいらして、何故自分はこんなにいら
いらするのだろうと考えることがあった。
親から十分愛情を受けて育ち、何の申し分もなく見える人でも、
何かを抱えていると分かって驚いたこともあった。
またメンバーが私のブログに付けてくれたコメントに対して怒りを
覚え、どうして私はこんな反応をするのかと自分を見直すことも
あった。
そして途中で授業に来なくなってしまったメンバーもいた。
彼は今、一人で何を抱えているのか、と思う。
人と人が出会うことってすごいなぁと思う。
彼らの言葉や態度に私は揺さぶられ、その度に自分を見つめ直す
チャンスをもらった。
この講座を受ける前は、私は人との接触の中で感じる具合の悪さ、
というか居心地の悪さというものを、すべて相手のせいにしていた。
「あの人は私とは合わないから」。
この言葉で片付けていた。
でも今は「この人との間に感じるこの居心地の悪さは何なんだ?」と
自分を見つめ直すようになっている。
これってすごい変化だ!
この半年間で何だか自分がものすごく成長出来たみたいでうれしい!
だから途中で授業に来なくなったTさん。
私はあなたに最後まで授業を受けて欲しかったし、私もあなたと一緒
に授業を受けたかったよ。
Tさんが私に揺さぶりをかけ、私がTさんに揺さぶりをかけ、お互い
の中で化学変化が起こったかもしれないのにね。
その機会が失われたことが非常に残念です。
人生において「この人」という特定の人だけでなく、「誰か」という
不特定の人と出会うことも必要なのではないでしょうか?
Tさんが、このブログを見ていてくれれば良いと思う。
最後に、私が今後どういう風に生きていきたいか、と最近良く考える
のだが、やはり「人」と深く関われる仕事をしていきたいと思う。
これはずっとそうで、私がこのキャリアサポートネットワークに来る
前、今以上に「人と接する」ことが恐かった時からそうだ。
何故なんだろうと考えてきたけど、その根底にあるのは「寂しさ」で
はないかと思う。
小さい頃感じた「親から愛してもらえなかった」という思いが、
私をして「人」へと向かわせるのではないかと思う。
ただ、今私を「人」へと向かわせている思いは「愛してもらいたい」
というものではなく「人と深く関わりたい」というもので、
私にとってそれは決して嫌な感じがするものではない。
私の尊敬するかなりん先生、「寂しさ」が私を動かす力となっている
というこの分析はどうでしょう?
今度また授業がある時にグループの中で、このことを言ってみます。
そういうことを言えるグループがいる、というのは今の私にとって、
かけがえのないものであると思う。

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