サイコドラマ実習・その2

昨日キャリアサポーター養成講座でサイコドラマをやった。
(詳しくは昨日のかなりんのブログを参照!!)
「何かやりたいことがある人はいない?」という問いに対して
「ものすごく冷たい役をやりたい」と私は申し出た。
何故「冷たい」役なのか?
それは時々自分の中にものすごく意地の悪い感情がわき起こってくる
から。
その感情はいつもいつも感じるものではなく、特定の人にのみ
感じる。
特定の人とは「心の中では別のことを考えているのに表面上では
そんなこと考えていないように、ニコニコと振舞う人」のこと。
そういう人に対して私はものすごく嫌悪感を抱き、ものすごく冷たく
接したくなってしまう。
心がイライラして感情を爆発させたい衝動にかられる。
それは何故なのか?
私はずっと祖母に対する憎しみだと思っていた。
だから昨日のサイコドラマでも祖母に冷たい感情をぶつけたいと
思っていた。
だけどサイコドラマの途中で、冷たい感情は祖母ではなく母にぶつ
けたいものではないか、と思うようになった。
それはドラマの中で「祖母の役」を私が演じている時に気付いた
こと。
祖母の気持ちを再現するのが苦しく切なくなってしまった。
祖母がどんなに冷たい態度をとっても一切反抗せず、言われるままの
母にイライラしてしまうのがわかった。
祖母がそんな自分自身の気持ちに苦しんでいるのがわかった。
彼女もまた苦しんでいたのだと思えた。
私はきっと母にイライラいていた。
思っていることを祖母や私たちにぶつけてほしかった。
ただ、母を傷つけたくなかった。
だから祖母を悪役にした。
その方が何十倍も楽だった。
「祖母さえいなければ、すべてうまくいく。」
そう思って、すべての原因を祖母に背負ってもらえば、私は生きて
いけた。
本当はそのイライラは自分に向けたものだと思う。
母に言いたいことを言ってほしいのに、それを伝えられない自分。
言いたいことが沢山あるのに、それを押さえ込んで決して言おうと
しなかった自分。
母は私自身だった。
少し前の私は、まさに母そのものだった。
どんなことを言われてもニコニコして、そんなの何でもありませんっ
ていう顔をする。
表面上さえ繕っていればうまくいく。
心の中で思っていることなんて他人にはわからない。
だからニコニコしていれさえすれば、私は自分自身を傷つけず、
自分を守っていられる。
自分の本当の気持ちを言ってしまったら、自分がガラガラと壊れて
しまって、きっと自分ではいられなくなる気がしていた。
そのことに対してものすごく恐怖を感じていた。
そして今でもそのことが恐い。
まだ自分のすべてを表現することが出来ていない。
だから自分自身に不自由さを感じる。
昨日も本当は皆の前で怒りをぶちまけたかった。
そうした方が楽になることも分かっていた。
でも出来なかった。
必死で感情を押さえ込もうとしている自分がいた。
皆の前で、そんな感情をさらけ出したくないと思っていた。
そんな自分を周りは受け止めないだろうと思っていた。
まだまだ人を自分を信用してはいないのだろう。
それを解決するにはやっぱり行動しかないと思う。
自分の気持ちを少しずつ出していくしかない。
周りはそれを受け止めないかもしれない。
でも、それは私のせいではない。
それは周りの問題だ。
自分の思いを伝えられるようになればなるほど、私の不自由さは
消えていくと思う。
私にはそれが出来ると思う。
これまでも少しずつ少しずつやってきたことだから。
劇的な変化はない。
でも確実な変化はある。

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