事業所へ通い出してから、
丸五ヶ月が過ぎようとしている。
カリキュラムもグループから個別になり、
訓練生の特性に合わせた課題が毎日出される。
私は実務経験があるということで、
事業所で使う資料や備品作成といったものが多い。
このような業務を通じて、
かつて働いていたときの感覚が、
少しずつ目を覚ましてくるのだ。
しかし悲しいことに、
物覚えや体力に関しては以前のようにはいかず、
そこはかつてのようにとはいかない。
それでも、仕上がりのよさを讃えてくれたり、
「助かるわ」と言われると、私も嬉しくなる。
きっと続けていられるのは、
こうしたストロークがあってのこと。
でも毎日が、プラスのストロークなわけではない。
時には「ひどい…」と思うことを言われたり、
人と会いたくないときだってある。
そういうときって、
私がラケット感情を持ち合わせていることが多く、
それに気づいて精査し回避できれば、
マイナスのストロークをせいぜいゼロくらいにはもってこれる。
ストロークは人を潤し、活かしてくれる。
どんな投げかけでも、成り行きや事情は必ずある。
そこを話すか話さないかで、
関係性というより自身の認知が変わると思う。
相手の発言に対して精査したり疑問をただすのは、
正直面倒だし体力がいる。
だからといって、それすら返答しない「無視」が、
人にとって、自分にとってきついストロークはありません。