離煙パイプはついに、最後の31番。
使い始めて、3日目。
ようするに、まだタバコを吸い続けている。
タバコ1本あたりのニコチン量は0.005mg。
0.007mgだと思っていたが、どうやら違うようだ。
細かいことだが、19番と20番の間、27番と28番の間で
0.003mgではなく0.004mg、ニコチン量が減少するようだ。
実は31番のパイプに至るまで、
同封の説明書類をほとんど読まなかった。
特に深いことは考えず、
ただ毎日、
1つ大きな番号のパイプに付け替えて、
タバコを吸ってきた。
そして31番。最後のパイプ。
特に変化は感じない。
それだけ自然にニコチン量を95%カットした、ともいえる。
でもそれがなんなんだ、とも思える。
そこで、改めて説明書を読んでみた。
「完全禁煙を達成するには個人差がある」
「31番のパイプに達すれば身体はニコチン依存を脱している」
「ココロは禁煙の準備ができていないことがある」
「31番のパイプで吸い続けていればいい」
「ある日『妙な感覚』を経験する」
「『もう自分にはタバコは必要ないのだ』と気づく」
だってよー
ほんとうかねー
でもここまで来た以上、引き下がりたくはない。
説明書にはこんなことも書いてあった。
「歩きタバコをやめる」
「食後30分、タバコを吸わないようにする」
「朝起きてから1時間、タバコを吸わないようにする」
まあ歩きタバコはすでに、ここ数年はしないようにしているんだけれど、
あとの2つは・・・なるほどねえ。
ようするに、少しくらいは主体的努力をしろ、ってことなのかねえ。
とにかく、僕は少なくとも、
31番のパイプをつけずにタバコを吸うことは、もうしないだろう。
そう言えるところまでは、来た。