東京の桜のピークが過ぎると、
萌えるような新緑が待ち遠しいところですね。
そんな今週の日曜、
いつものように掃除をしようと我が家のパキラ君に目をやると、
なんと、新芽がめぶいていました!!
思わず「かわいいーーー!!!」と絶賛。
それから毎朝晩と、その成長を見届けています。
手間のかからない観葉植物とはいえ、
そんなに日当たりのよい部屋でもないし、
今冬は特に寒かったこともあり、
もしかしたら枯らしてしまうかなと思っていたので、
この感激は例えるなら「アナタに会えた」という、
ちょっとしたトキメキ感でした。
植物の生命力や、それが放つ力はすごいです。
観葉植物や家庭園芸は、
種類によっては水の量から土の入れ替え、接ぎ木押し木をしたりと手間をかけ、
きれいに咲いたり立派に育つと喜びに似た気持ちになるし、
近くの公園や神社、森林にあるような植物は、
土、水、陽射しと最低限の環境があればその場で成長サイクルを繰り返し、
その過程ごとに例えば新緑を眺めたり、紅葉を楽しんだりでき、
人によるものの憩いを与えてくれる。
園芸や天然植物のどちらもそれを何十年と繰り返せば、
年々色濃い葉や可憐な花弁をつけ、幹は立派に成長し太く安定し、
静かにそして堂々とその姿をたたえてみせる。
立てばシャクヤクではないが、
人間の生涯を花の一生になぞらえることができても、
それを真似て生きることができないのは、
人間は動物である証でもあり、
植物のような無欲ではいられないからだろうか。
もし植物の葉や花をつけることが「植物の欲の産物」であるなら、
どうしましょうか。。
ともあれ、小ぶりでもパキラ君といった植物の息吹に心を寄せるのは、
年齢のせいなのかもしれませんね。