事業所へ通い始めてから、丸二ヶ月が過ぎた。
 その期間、同期生との人間関係に落胆したり、
 事業所そのものへの不信もあったけど、
 その想いを「ちゃんと話し、相談する」ということで、
 私の中では解決していたった。
 三日でダメ説のあとに控えていた、
 ゴールデンウィーク明けの落ち込みというパターンは、
 気づかずに種をまきながらも、なんとかクリアできた。
 どんなにイヤなことがあっても、
 これまでのように「行きたくない」という気持ちは、
 不思議と湧き起こらなかった。
 何がそうさせたのかは、無意識ではわからない。
 けれど、意識では「ここへ通うと決めた気持ち」だけは、
 忘れずにいようとした。
 しかし二ヶ月過ぎただけで、浮かれてはいられない。
 これからが正念場なのだ。
 ここへの通所が手段から目的に変わってしまうと、
 私の性格上、おそらくそこには「惰性」が生まれる。
 それを思うと、毎日が緊張なのだ。
 緊張といっても、物事に過度な神経を行き渡らせることではなく、
 自身の気持ちに敏感であれという意味だ。
 相手の一瞬の言葉でも、私に突き刺さることがある。
 そのことを相手に伝えられなくても、
 私の中でそれを捕まえ認められるか。
 私が疑問に思うことがあってどうにもわからないとき、
 それは現実として調べたり聞けば解決するのか、
 何をしても解決しないという感情レベルのものか。
 ちょっとでも気持ちに隙や妥協心がでると、
 それが巡り巡って爆発の火種になりやすい。
 そう思うと、毎日が火消しのようです。
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