今朝、ヤンキースのイチローが日米合算4000本安打を達成したとの
ニュースが流れた。
私は野球を観るのも、やるのも興味がない。
興味があるのは、選手の外見だけ。
しかし、イチローに関しては外見とは別の部分で興味がある。
それは天才と呼ばれる影にあるたゆまない努力と、
一心に野球を追い求めることだ。
かつてエジソンは、「天才は1%のひらめきと99%の努力」という
名言を残した。
これを絵に描いたようなイチローの野球人生は、
マスコミ経由で色々と聞くことがある。
ほぼ毎日のように欠かさず練習をし、
決めた目標に対しては確実に達成する姿は、
一般の感覚をはるかに越えた努力の積み重ねで、非常に圧倒される。
イチローの名言集を読むと、独自の行動哲学で綴られている。
7年間バッティングセンターに通った。
自由時間も素振りやランニングの練習に費やした。
誰にも負けていないのは、寝る前に10分素振りをした等々。
そして
これだけ練習をやっているのだから必ずプロ野球選手になれるという言葉によって、
行動哲学としての証明を果たしたのだ。
先のエジソンの言葉には、
「1%のひらめきがなければ99%の努力は無駄である」という解釈もある。
イチローの場合、ひらめきすらも日々の努力で研ぎ澄まし勝ち得て、
完全なかたちで偉業を成し遂げたのではないかと思える。
そのひらめきこそ自分の感性つまりは純粋な思いであり、
それを自分ならできると信じた1%なんだと思う。
完全でなくてもいいし、偉業なんていうものは荷が重い。
99%が努力であろうと無駄であろうと、
わずか1%のひらめきを体現していくために一心になれるというのは、
その人を輝かしく見せるものだ。