405という木

両親へのカミングアウトもし、
数日後にはカウンセリングもし、
そのことをブログにアップし、
みなさんからストロークやコメントをもらい、、
さて、肝心な自分は今、何を感じているのか。。
あの告白自体は、
その後の生活を快方へ導いているには違いないのだが、
それに伴う自分の気持ちが現実にまだマッチしていない。。
あまりにも長い脚本を演じていたせいかな。。
時々思うのは、よくも我慢してきたなとも思うし、
もう少し早ければ、、なんて意味のない後悔をしたり、
そういや昨日、部屋から見える垣根の一本の樹木が、
枝切されていました。
自分は今の部屋(二階)に越してきてから、
この樹木を眺めるのがひとつの習慣になっていて、
晴れた日、雨の日を幾度も経て
すくすくと枝が伸び、葉を付けていく様子を見ていた。
垣根とはいえ、部屋から樹木が見られるなんて、
これまでにない環境で、自分なりに気に入っていた。
そんな樹木が枝切された。
ふと、かなりんタロットを思い出した。
「無駄な木」というカードだ。
有用な木というのは人の役に立つために、
すくすく伸びても枝は生活のために切られたり、
果実は食糧のためにもぎ取られたりしてしまう。
でも無用な木は、何も役に立たないので、
枝も切られずどんどん成長し葉をつけていく。
そして、その木陰には人が集まってくる。。
(確かこんな意味だった。。。)
どうやらこの樹木は、垣根という役の割には育ちすぎて、
一階に住む人達には日当たりを悪くし、
だから枝切されてしまったのか。。
この樹木に、何を思ったのか。
親のためにと思ってつけた枝や果実は、
有用であったと思いこみ、それは無意味な我慢と忍耐によって
もぎ取られたという、逆説的な有用な木。
有用でありたかったという自己愛的な木。
それが、自分だった。
あれから毎日ボンヤリし、
時々、父親からメールや電話がかかってくる。
これから405という木は、どんな木になっていくだろうか。
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