いやぁ~。本当に浅草は、いつ行っても凄い。
浅草寺門前仲見世は隙間が無い程に大勢の人出でビックリ。
平日なのに・・。みんな何処から来ているのだろう。
中睦まし気な老夫婦、外国人、修学旅行生等ワイワイガヤガヤ。
今週の木曜日は前日、雨で寒かったのに晴れて暖かかった。
アツアツのあげ饅頭を食べながらの羽子板市見物は、気分上々。
いつもは人通りの多い繁華街は苦手なのに、お祭りや縁日の混雑は
気にならないから不思議だ。
アチコチに張られたテントの中の豪華絢爛たる羽子板をジックリ見
ようと思いきや、人の頭で良く見えない。しかし職人さんらしき人が
各テントに2、3人見受けらるのが見えた。
その人達の表情が何だか意気揚揚とし、誇らしげに感じた。
毎年、師走に出品する為に日頃から精魂込めて作品を作り上げている
のだろう。各テントで技の競い合いもあるのだろうか?
先週登った金時山の金太郎茶屋と金時茶屋の二人のお婆さんは1年間、
毎日365日、登頂して茶屋を開いているという。金時山は1213mも有る
上に、岩がゴツゴツしていたり急な坂だったりと息が切れる。
それなのに80歳前後である2人のお婆さんは毎日欠かさず登る。
金太郎茶屋のお婆さんは完全に腰が曲がり杖をついている。
あの腰でどうやって山を降りるのだろうと思っていたら、私が下山する
時に目の前を休み休み降りているのが見えた。人の倍時間がかかるという。
金時茶屋のお婆さんは元祖「金時娘」で静岡県側を守り、金太郎茶屋のお婆
さん神奈川県側を守っている。大晦日から新年にかけ、神奈川県側の登山客
には先着順に絵馬が配られ、静岡県側ではバッジが配られるのだという。
そして12年毎年登山で全ての絵馬やバッジを集めて自慢し合うらしい。
こんな話を1年間に250回登るというオジサンに聞いてビックリしたが、もっと
ビックリしたのは2人のお婆さんは3年毎に1000回登山を達成するという事だ。
冬の寒い日や雪の日も雨の日も、登山客の為に店を開く・・毎日毎日。
羽子板を作る職人さんも金時山の二人のお婆さんも、ひたすらコツコツ。
羽子板の職人さんも金時山のお婆さんも、人々の健康祈願への思いを担いなが
ら良きライバルに恵まれた事を励みにし、毎日コツコツと仕事ができるのかも
知れない。
凄い。本当に凄い。そして見習いたい平常心!
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